10/29/2007

意地悪な人





意地悪な人





意地悪な人は、たいてい仕事はしない。自分の与えられた最低限の仕事はするとしても、他の人まで助けるようなことは絶対しない。

仕事をしないから意地悪が際立つ。

職場と言うのは利益共同体だから仕事さえできれば迷惑な人ではないから、意地悪が意地悪とならない。



意地悪な人は、「自分は正当に評価されていない」とか「不本意な仕事をさせられている」と思っているから、悪循環として仕事以外の方面に気持ちが肥大してしまっている、というわけだ。

そういうことにこだわるということは、意地悪な人はじつは人一倍権威主義者であり、上司の目をとても気にしている。

当然、気も小さい(豪快で意地悪な人というのは聞いたことがない)。

これらを総合すると、意地悪はその人自身の自由意思の次元を超えた現象ということになる。

大きな不安を抱えている人が明るく振舞おうとしても振舞えないのと同じで、その人の中にある職場への不平不満が、その人の行動を、意地悪へ意地悪へと歪めてしまっているのだ。



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