1/04/2008

日本人を幸せにする経済学






『日本人を幸せにする経済学』2004/10

女性はブランド物を買っているのは格式を買っているのです。
完成された評判を買っているわけだから、男から見たら面白くないのです。

森栗茂一さん『夜這いと近代買春』(明石書店刊)

父親はもらうことばかり考えていました。
三高・東大(三高は京都にあった旧制高校)の秀才だから、そういう根性が身についているのです。
逆に母親の実家は田舎の金持ちだから、人の顔をみたら何かあげないといけないと思っている人間です。

霞が関あたりにいる人は父親と一緒だな。一生、もらうこと、褒められることばかり考えている乞食である。

「これだけは世界に負けない」などは田舎者の言うことで、「世界を引っ張る」と言わないといけません。

これからは技術あっての産業ではなく、マーケットあっての産業なのです。

『恋愛と贅沢と資本主義』(講談社学術文庫)

ゾンバルトは、「新しいマーケットを作るのは金持ちである。余裕のできたお金持ちが美しい女性(娼婦)に贈り物をしたいがために何か新しい物を作らせる。そこに新技術や新商品が生まれ、その後を貧乏人がついていく」

「東洋精神で、瞬間に洞察する方法を教えてくれ」と言うし、「日本人には着地点(落としどころ)がすぐ見えるのはなぜか?」と聞いてくる。


お金というのは、持てば持つほど他人を信用できなくなるようで、某消費者金融の社長もそうだったみたいです。
成功してどんどんお金がたまっていくと、誰かがそれを奪い取りにくるのではないかと思ってしまうのでしょう。
お金持ちほどケチですからね。

お金持ちになるとケチになって、結局、みんなに嫌われるのです。
嫌われた人は大邸宅の中に閉じこもっています。

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