12/18/2007
悪の名言
悪の名言
正気であることは、生きていく上でさしたる利点にならない。錯乱することは、生きている上で、たいした欠点ではない。
孤独は、なるほど当事者にとって厳しくつらい経験をもたらしはする。しかし、他者の集団や社会にとっては、何よりもまず危険なものと映る。孤独には、集団の秩序、社会の制度の根幹に敵対する性質が潜在していると思われるからだろう。
利害で結びついた人間たちは、感情によって引き離される。感情によって結びつけられた人間たちは、利害で別れる。
嘘をつくなら、少なくとも不作法にならぬようにしなければならない。相手に屈辱を感じさせないことこそを、嘘をいうか、本当のことをいうかの選択に優先させる必要がある。相手に屈辱を与えるような真実をいうくらいなら、それを避ける嘘をいう方が、はるかに賢明であるだろう、喧嘩を売る場合を除けば。
永生を望む者は、永遠に続く老いを経験するつもりらしい。永遠に若さを保ちたいと欲する者は、永久にバカであり続けることになるのに気づかないほど、あらかじめバカだ。
気ままに生きたいなら、多くのことを、いや、そうすること以外のすべてを諦めることだ。きっぱりとした生き方は、いずれにせよ、容易ではない。
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