1/26/2008

「ヒットと音楽ビジネスの可能性」他メモ、メモ










「ヒットと音楽ビジネスの可能性」

「いい企画を出せる人の習慣術」(小泉十三著、河出書房新社)

『セレンディピティ』という言葉がある。『求めずして思わぬ能力を発見する能力』
「偶然からモノを見つけ出す本」(澤泉重一著、角川書店)
「ごく当たり前のことが、ごく当たり前のままに書かれている」ということだそうです。

読者の多くは、新奇な考え方、生き方の提案を求めているのではなく、じつは、日々を生きる中で8割がたは理解できている当たり前の考え方、生き方を求めている。
あと残りの2割について、少しだけ自分の知らない生き方があることが確認できればいい。そういう考えに至ったとき、筆者はベストセラーの秘密をかいま見たような気がしたと言っています。

日本人はともすると、成功した人間のあら探しをたがるか、少なくとも企画する人間は、他社のヒット作を生きたテキストに変える必要があるのではないか、と言っています。

僕らが売っている楽曲だったり、作っているヒット曲というのは、楽曲を売っているのではなくて、実はアーティストを売っていることではないか

アーティストの生み出す本でもライブでもTシャツでもCDでもいいのですけれども、それに対して対価としてお金を払って所有したい、というような魅力のあるアーティストを僕らが次から次に輩出していかないと、この問題というのは止まらない

予定調和になったらだめ、負けると思っているのです。

テレビもそうでしたが、最大公約数の時代から最小公倍数の時代に来ている

僕らの世界というのは千に三つではないですか。皆が怪しい種を持っていて、どれが当たるか分からないという、これが大事なのです。

ヒットを出すというのは思い込みだと思う。正解がないですから、自分で思い込むしかないのです。

今あれが流行っているから、今、流行っていないものをやるべきだというのが僕の理論なのです。
俺はこれだ、もう絶対これが好きというものをやり続けるということが一番なのではないか。

ヒットを出すためには、そこにいかに止まっていられるか、自分の思い込み、この次はこれだと信じて疑わないということに強い人が、ヒットを出し続けるのではないかなと思うのです。

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