10/23/2007

60分間・企業ダントツ化プロジェクト





60分間・企業ダントツ化プロジェクト 神田昌典


自分のビジネスが成熟してしまったとき、どうすればいいか?

方法1:専門化する
方法2:より速く商品(またはサービス)を提供する
方法3:パッケージ商品を販売する
方法4:成長している媒体に乗る(小判ざめ商法)
方法5:ナマケものの欲求を満たす
方法6:コストを大幅削減する
方法7:こだわり商品に特化する
方法8:社会的ミッションを持った会社をつくる(NPOモデル)


ネーミングについて解説することが本書の趣旨ではないので、この辺で終わりにしておくが、効果的なネーミングをつくるうえで、重要なステップを挙げておくと次のとおりである

 1 ネーミングを聴いたとき、お客にどんな印象を持ってもらいたいか、具体的に描写する。その際、視覚イメージ、音、そして感情を表す単語を入れておくこと。

 2 ネーミングの目的をはっきりさせること。例えば、電話番号で検索されたい、売っている商品を直感的にわかるようにしたい等。

 3 上記を考えながら、思いつく言葉をとにかく全部書き留めていく。これがキーワードになる。そして重要なキーワードを○で囲み、そのキーワード同士を組み合わせてみる。

 4 前ステップのキーワードの組み合わせのなかから、ネーミング候補をつくる。そして、次の観点からチェックする。
 ・直感的にわかるか?
 ・使いこなせそうか?
 ・目的に合致しているか?
 ・馴染みのある言葉か?
 ・口に出して言いやすいか?
 ・記憶に粘りやすいか(一度、聴いたら、忘れないか、そして人に言いたくなるか?)
 ・イメージを想起しやすいか?

 5 候補を絞り込み、そして一晩置いてみる(その間、ネーミングが熟成する)。

 6 腹にしっくりと落ち着くかどうか、身体感覚で判断する。いい方法は、電話の受話器をとって、次の○○○○にネーミングを入れて言ってみる。



顧客を連れてくる影響力のある顧客は誰かを考えると、上りのエスカレーターに乗り込める。

企業にとって差別化は善であり、均質化は悪である。丸い会社を目指すのではなく、尖った会社をつくることである。
尖った会社を嫌う客は当然出てくる。誰からも嫌われないということは、すでに危険信号が点滅している。



ステップ1 商品
      今後、ブームになっていく商品であり、しかも説明不要なので、一人歩きして顧客を連れてくる。さらに、ひとつが売れると関連商品に広がっていく上りのエスカレーター的な商品を選択。

ステップ2 顧客
      説得しなくても、向こうから「売ってくれ」と頼んでくる。さらに、次から次へ、知り合いを引き連れてくる影響力を持つ顧客を選択。

ステップ3 競合
      戦わずしてトップになれる、のほほんとしたニッチ市場を選択。

ステップ4 収益シュミレーション
      商品粗利のなかから、ビジネスの成長を確保できる無借金経営モデルを選択。

ステップ5 タイミング
      顧客のバーゲンセールがいつ開催されるかを見極め、そのバーゲンセールで、金の卵を産む鶏を安く、大量に仕入れる。

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