10/23/2007
大儲けの極意/岡部寛之
大儲けの極意/岡部寛之
サラリーマンたるもの、定年まで現在の金にして一億の資産はつくっておかなければ、悲惨な老後を送らなければならない。だから億万長者になるまでは、ゆめゆめ心をゆるめてはいけない。土地を買おう、家を持とうなどと若いうちから他人の真似をするようではだめだ。
なに、長いことではない。一時の辛抱だから会社勤めのほかアルバイトもやり、女房も働かせ、住まいは寝るだけのつもりで家賃の安いところでいい。そしてボーナスは全部注ぎ込んで資金をつくる。できるだけ若いうちに資産づくりを開始することだ。
株で儲けたからつかう、という考え方も賛成できない。もちろん、人生を楽しむための金儲けなのだから、資産が増えるにつれて、だんだん生活水準をあげていくことはかまわない。だか、忘れてはいけない。必ず儲けた分より遅らせて水準を上げていくことだ。一度上げてしまった生活水準を、引き締めるのは極めて困難なことなのだ。
金もないのに見栄をはって飲むのは馬鹿げている。いいカッコして金を使うのは、バカがやることだ。女は、客の顔が一万円札に見えるからチヤホヤするだけなのだ。
わたしがこればで独身で過ごしてきたのは、他人と深い関係になることを嫌ったからだ。人生の悩みの99%は、血のつながりが原因だ。結婚して子供をつくるということは、みずから悩みのルツボに身を投じることになる。
「話し相手もいない外国で老後過ごすのは寂しい」という人も多いが、話し相手といってもほとんどの人は過去の出来事を話題にするだけだ。過去を語るのは愚痴というもので、そこから未来は引き出せない。
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1 件のコメント:
<人生の悩みの99%は、血のつながりが原因だ。結婚して子供をつくるということは、みずから悩みのルツボに身を投じることになる。
大笑いしながら大きく頷いてしまいました!
はじめまして…finetuneからココへ到達です。菊池さんが私のplaytuneをお気に入りにしてくれたお礼も兼ねて…ありがとうございます♪
とっても読み応えのあるblogですね。
『英語を学べばバカになる』も面白かったです。その通りでありながら英語が世界の公用語っていうのが…Franceもあれだけ英語を話さないことにprideを持っていた人種ですが今じゃ、街中で英語で話しかけても英語でかえってきますからね。インド、中国、韓国でさえも今は小学生の段階で英語で授業を進めるprogramに…。
これからも覗かせてもらいますネ。
読み応えのあるブログを見つけてしまいました!
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