12/01/2007

長野先生




 長野先生

どんな武術も、元々、体格や体力が圧倒的に差のある敵を打ち倒すために考案されてきたものです。その原点に立ち返れば、勝てない道理はない!ということを・・・。

 能書きを垂れるより、具体的な戦略の提案を記します。是非、参考にしてください。

 第一に、徹底して歩法(運足)を磨くことです。
 外国勢はフットワークを駆使して動きながら突き蹴りを出しているのに、体格が劣る日本人が足を止めていたら狙い撃ちにされてダメージが蓄積されるだけです。これでは、一日に何度も闘わねばならない勝ち抜きトーナメントで不利です。絶対に足を止めて間合を固定して打ち合ってはいけません。前後・横・斜めに自在に動きながら受け払い、突き蹴りを繰り出す運足を磨けば、体格の小ささが逆にプラスに作用して外国人選手の死角に位置取りしながら闘うことができるでしょう。“身体で受けて返す”という戦闘スタイルから脱却することです。練習法としては、太気拳の這いとスリ足をミックスして練習することです。スリ足で運足する利点は、通常のフットワークが重心が上下に振れるのに対して、スリ足だと重心が振れませんから、熟練すれば動きながら足を固定して出すのと同等かそれ以上(重心移動のエネルギーを利用した場合)の打撃力が出せることです。全盛期の数見選手がこの運足を使っていました。あの動きの滑らかさにプラスしてスピードの緩急を使い分け、死角に位置取りすることを工夫すれば、体格差は封じることが可能でしょう。

 第二に、インファイトで肘打ちを活用することです。
 これは上手く極まれば一撃で倒せる威力を持っています。入身交叉突きで入ると同時に体当たり気味に肘打ちを中段に打ち込む八極拳(頂心肘)の用法ならば、体格差をプラスに転換できます。極真のルールでは肘打ちは禁止ではないそうですが、誰も使いません。しかし、今回の優勝したブラジルの選手のように膝蹴りを多用する選手はたまにいます。膝蹴りが使えて肘打ちが使えない道理はありません。そして、肘打ちは文字通りの一撃必倒の武器になり得るのです。ただ、単体で狙ってもほとんど当たらないから誰も使わないのでしょう。肘打ちを当てるには体当たりの間合まで入るのが肝心です。通常の打ち合いの間合から半歩踏み込めば当たります。その入り方としては、内脚へのローキックを放って相手の動きを一瞬止めつつ、そのローキックの足を戻さず、そのまま相手の脚(股)の間に深く踏み込んで、一気に体当たり気味に飛び込みながら肘打ちを中段に入れるのが基本的なパターンです。これは一刀流剣術の“切り落とし”のように全身を日本刀に見立てて相手の正中線にぶちかましていく戦法です。的確に当たれば一発で必ず倒せる威力がありますから、是非、体得していただきたいものです。

 第三に、相手の突き腕に乗って交叉突きを出すことです。
 これは、一種のクロスカウンターですが、思うほど難しくはありません。受け技で突き腕を払い落とす要領で、そのまま受けた腕をひねり込むように突き出すだけです。これは訓練すれば的確にできるようになるでしょう。コツとしては、内腕部分を相手の前腕部にペタリと覆いかぶせていくようにしつつ、そのまま腕をひねり込んで相手の脇腹にドリルをねじ込むようなイメージで擦りつけながら突くことです。ただし、受け押さえた腕を離してしまうと意味がありませんから、腕を離さずに擦りつけるようにねじ込んで打つのがコツです。こうすることで相手は突きを出そうとした力が殺されてしまうので、瞬間的にバランスを崩して “死に体(防御不能の体勢)”にする効果も得られます。防御と攻撃を完全に一体化させた交叉突きは、相手の攻撃を殺しつつ自分の攻撃は当てられるので、効率よく相手を追い詰めていくことができます。ちなみに、この突きは、必然的に相手の乳下の筋肉の薄い脇腹に近い箇所に当たることになりますから、相手は嫌がって容易に突きを出せなくなる心理効果も狙えます。これは形意拳の基本技の一つ、崩拳の術理を応用したものですが、馬庭念流剣術の“続飯付(ソクイヅ)け”の原理も参考にしています。

 第四に、軸脚カッティングキック。
 これは、相手が蹴ってくる瞬間に蹴りは無視して軸脚を刈るようにローキックを食らわす“肉を斬らせて骨を断つ”ものです。回し蹴りの威力は、軸脚の支えとスピンで生じますから、蹴りを出してきた瞬間に軸脚を刈れば威力は出ない上に、大きくバランスを崩し、倒れなくとも重心が浮き上がってしまいます。そこを一気に畳み掛けて連打を食らわせれば防御力が減っている瞬間なので少ない手数で効率よくダメージを与えられます。これは中国武術の足払い技“掃腿”とローキックをミックスしたものです。とにかく、蹴り技を攻略するには軸脚を狙うのが有効です。外から蹴るより内から軸脚を刈り倒すように蹴りつつ肘打ちを当てる複合技も使えるでしょう。よく、剣道家が女性の薙刀にやられてしまったりしますが、ローキックの有効性を高めるには、威力よりも狙うポイントとシチュエイションを工夫することです。

 第五に、寸勁打法の連打。
 これができれば体格差は関係なくなります。拳を引いて打つ必要もなくなるので、受けに専念し、そのまま交叉突きが楽に出せます。極真関係者も多数学んでいる宇城憲治師範の突きをDVDで見ていると、原理的に寸勁なんですね。それができるから、自信をもって相手の懐にスルリと入っていくことができる。かなり小柄な宇城師範が自分より二廻り以上の体格の相手を簡単に突き転がしてしまうのも、寸勁ができるから「これが当たっても倒れなかったらどうしよう」という不安を感じないからでしょう。当たってから威力を出せるので力のロスが無く、一撃で充分に倒せる訳です。ちなみに寸勁の威力の原動力は“重心移動力”です。小柄な宇城師範の驚くべき重い打撃力は、いくら筋肉を鍛えても獲得できないでしょう。これは脱力体ができなければ上手くできません。筋力に頼らず、リラックスした中から突き蹴りに体重を乗せて、“背中側へ突き抜くようなつもり”で出せるように練習してください。この“狙う箇所を当たる箇所より後ろに想定すること”で、打撃に貫通性(威力が作用する持続時間が伸びて力積が大きく“重い打撃”になる)が出てくる訳です。これは蟷螂拳の連珠砲その他の門派の寸勁連続打法の応用ですが、熟練すれば、拳から肘へと片手で連続打法を使うこともできます。

11/30/2007

芸人







芸人


芸人に良しあしはなく、最後は好きか嫌いかで判断するしかない。

そして、それを声だかに叫ぶにはどれだけの義務と責任、知識と感性を必要とするか。

ダバスバイブル






ダバスバイブル


目を見開いてまわりを見ろ。
多様性なんかこれっぽっちもない。
モノはあふれかえってが、どれも同じ。
われわれの表面もつるっとして包装されて皆同じ。
立ち上って叫ぼう、もうたくさんだと。CEOの奴らがブランディングと叫びぶものは洗脳に過ぎない。
今こそ、こんなトレンドを逆流させるべきだ。

11/29/2007

武道的身体のつくり方









武道的身体のつくり方/木村文哉

胴体力の項から
背中の柔らかさが大切。歳を取って背中が硬くなって板のようになると、関節や肩を痛めてしまう。魚はみんな背骨でしょ。坂東玉三郎

武道の極意は力を抜くこと。

人間は前面の感覚が強いから、どうしても胸の方に意識が行きがち。そうではなく、背中から伸びるように意識してください。


腹に空間ができたような感じる姿勢。

伊藤昇先生の立ち方の条件
①足の裏の真上に骨盤が位置していること。
②腿、膝、ふくらはぎに力が入っていないこと。
③骨盤の真上に肋骨が位置していること。
④股関節で地面を捉えていること。

柳川先生の項
空手における正しい立ち方
①下腹に力を少し込めてやや腹をへこませる。
②腰の「くの字に曲がる部分」をすこしずつ下腹のほうに向かって押し込めていく。
③ある位置に腰が決まったときに、違和感のない一点が感受できる。それが腰と腹のバランスがぴったりと一致した状態である。
 肥田春充が「腰腹同量の力」と表現している状態と同じであり、これが空手技の発現に不可欠な立ち方である。

11/28/2007

超意識あなたの願いを叶える力・坂本政道







超意識あなたの願いを叶える力・坂本政道

欲の心が強すぎると、功をあせり、着実に努力することをないがしろにします。ここを少しかじり、うまくいかないと今度は別のところをかじり、どんどんかじる場所が変わって、一年経って振り返ったときに、何も前進していないという状態です。
私たちは欲の心で仕事をしているのに変わりないのですが、それを全面に出すか、出さないかで結果に大きな違いが出てくるようです。

ガイドとの交信
1)私は誰ですか?
2)この人生を始める前に私は何処の誰でしたか?
3)この人生の目的は何ですか?
4)その目的を達成するには何をすべきですか?
5)この時点で私が受け入れることができ、理解することができるもっとも重要なメッセージは何ですか?

非合理的、非論理的、直感的、経験的という日本人本来のものの見方、言ってみれば、右脳的なものの見方です。これは、自然に逆らわず、自然とともに生きるという発想をもたらしました。自然にそう「なる」文化とでも呼べるでしょうか。

私たちの持つ願望は、ほとんどの場合、実現するのに私たち自身の努力が必要です。こういう願望を実現する秘訣は、無欲、無心になって、努力することです。そうすれば、超意識はあらゆる手段で私たちを支援してくれます。
さらに言えば、無欲、無心で、なおかつ、宇宙と一体になり、実現したい対象と一体になることで、その願望が実現されるのです。

11/27/2007

高田式日経225先物システムトレード必勝法







高田式日経225先物システムトレード必勝法/高田智也

日経225先物は、あくまでも「プロ向き」の市場です。これまで片手間で株をやっていた人が同じような気持ちで参加してよい場所ではありません。しかし、ここで成功するということは、「トレード」を自分の職業にすることが出来る、ということでもあります。
先物で成功している人は、ほとんどが先物でトレードすることだけを職業とし、片手間で勝っている人は見かけません。
「頼れるのはすべて自分」ということを肝に銘じて、この世界を目指してください。

レバレッジが大きいということは、短期間で大きく利益を上げるチャンスがある半面、短期間で大きく損をする可能性もあるということをよく理解しておいてください。

株価指数であれば、構成銘柄全体の株価からその数値が算出されることになるので、個々の会社の事情から受ける影響というのは小さくなります。ただし、日経225株価指数の構成銘柄については、適宜、見直しが行われ、その結果入れ替えがなされることがあります。過去に、この入れ替えのタイミングで相場が急落してしまぅったケースがあるので、そのあたりについては注意が必要でしょう。

日経225先物取引は、3月6月9月12月の第2金曜日(休業日にあたるときは順次繰り上げ)の前日(休業日にあたるときは順次繰り上げ)を取引最終日として取引が行われます。

専用口座を開設したら、必要証拠金を入金して、すぐに取引をすることが可能です。注文をする際には、下記の事項をそれぞれ決定する必要があります。
1、限月
2、執行条件(指値か成行きか)
3、単価(指値の場合)
4、買いか売りか
5、数量(何枚取引するか)
たとえば、「日経225先物 2007年12月限 指値 16550円 買い 1枚」というようにです。

短期売買であること
とくに先物取引においては、売買のタイミングが損益に重要な影響を与えるため、投資のスタンスは一般的には短期投資に絞られます。
トレンドフォロー系
トレンドフォロー系は、トレンド(値動きの方向性)を見つけることに適してます。一方的な方向性を持った相場になった場合に、トレンドフォロー系は有効に作用します。
ただし、短期間における値動きについては、反応が遅れるという弱点があり、また短期的な値振れに対しても売買のサインが出ることがあり、いわゆるダマシ(偽のサイン)が多く見られる傾向があります。

オシレータ系はボラティリティや相場の強弱を捉えるのに向いてます。
先物取引においてはトレンドフォロー系の指標が好まれます。

単純移動平均の特徴
移動平均のようなとエンドフォロー系のテクニカル指標は、株価の動きに対してやや遅れて反応する性質があります。

実際の株価と移動平均線の位置関係
株価の終値が移動平均線を下から上に突き抜けたとき、買いのポイントとして判断します。逆に、株価の終値が移動平均線を上から下に突き抜けたとき、売りのポイントとして判断します。

一目均衡表
株価が雲の上にあるとき、相場は強気であると判断します。また、株価が雲の下にあるとき、相場は弱気であると判断します。
しかしながら、本格的な上昇相場であると判断するときは先行スパン1が雲の上の線を形成し、かつ株価が雲の上にあるときです。逆に本格的な下落相場であると判断するときは先行スパン2が雲の上の線を形成し、かつ株価が雲の下にあるときです。

パラボリック
買いサイン:下降中のSARが市場価格のローソク足(ヒゲも含めて)とクロスしたとき
売りサイン:上昇中のSARが市場価格のローソク足(ヒゲも含めて)とクロスしたとき
相場の保ち合いが続く場面ではダマシが多くなるため、短期的な売買には不向きです。状況に応じて、オシレータ系のテクニカル指標もあわせて活用することが望ましいでしょう。

モメンタム
買いサイン:モメンタムの数値がプラスになったとき
売りサイン:モメンタムの数値がマイナスになったとき
モメンタムの数値の上限と下限の範囲を測定し、上限に来たら「売り」、下限に来たら「買い」

MACD
MACDがシグナルを下から上に抜けたときが「買い」、上から下に抜けたときが「売り」
ゼロの水準を下から上に抜けたときを「買い」、上から下に抜けたときが「売り」
MACDはオシレータ系とトレンド・フォロー系のどちらの性質も兼ね備えているので、通常の移動平均などと比べても、早い段階で転換を示唆してくれる非常に使いやすい指標です。
転換を示唆するポイントもある程度早く、トレンドも捉えてくれるので、とくに長い期間で見たときにMACDのよさを最大限引き出せるのではないでしょうか。
MACDは大きな値動きのときに力を発揮します。その逆が弱点になります。

ストキャスティックス
20%~30%以下を安値圏、70%~80%以上を高値圏と見て、そのゾーンに入ったところを売買ポイントにする。
安値圏、高値圏で2本のラインがクロスしたところを売買ポイントとする、もしくは一度目安となる水準に達した後に反転し、その水準を抜けたときをサインと見るようにするなど、使い方を工夫する必要があります。

RSI
買いサイン:20%~30%の水準に達したとき
売りサイン:70%~80%の水準に達したとき

RCI
1、売られすぎ、買われすぎの水準で見る場合
買いサイン:-70%~-80%以下の時に「買い」
売りサイン:70%~80%以上の時に「売り」
2、RCIの水準の頂点で見る場合
買いサイン:-70%~-80%以下で上がり始めた時に「買い」
売りサイン:70%~80%以上で下がり始めた時に「売り」

RSIなどは株価の値動きに素早く反応し、数値の変動値が激しく大きなものですが、RCIは他のオシレータ系のテクニカル指標に比べて、滑らかな動き方をします。
そのため、計算期間を長くし、RCIの反応を滑らかにすることによって、トレンド系のテクニカル指標のように使うことも可能です。

検証について
仮定した取引ルールに基づいて実際の市場で取引した場合に、過去にどれくらいの成績が出ているか確認する作業。
この作業により、仮定したルールの優位性を確認するのです。
それだけでも十分重要な意味を持つと考えられますが、そのほかにも検証という作業を行うなかで、相場の動きのパターンを見つけることができます。
また、この作業は、自己規律(相場参加時、不参加時、双方の場面において)、自身の環境にあったシステムトレードの構築などにつながります。

実際の検証手順
1、取引ルールの仮定
・デイトレードかスイングトレードか
・テクニカル指標の使用方法
・使用するローソク足の選択
・パラメータの設定
・使用するテクニカル指標の選択

2、過去データを使用して検証
・上記1で仮定したルールの成績を過去データを使用して検証。
・手順としては、最初にチャート上で大きな値動きとテクニカルの対応度の把握を行い、その後、実際の数値を拾うという作業に入ります。

3、検証結果(成績)の検討
・一定期間における利益額(利益率)
・最大損失額
・取引回数(トレード回数)など

4、実際の運用
1~3までの作業を慎重に行った後、実際の使用においても十分に利益を上げられる可能性が高いと判断できる場合には、そのシステムを使用して市場に参加します。

5、見直しおよびルールの再検討
見直し:一度作成したルールについて、過去の検証時において出た成績と同等の水準を保つことが出来ているか否かの確認
再検討:一度作成したルール設定、またはそれ以外にもよりよい設定がないかどうか検討

実際の運用
「そのシステムを扱うことのできる者がそれを使用する」ということが求められます。どういうことかというと、売買サインに忠実に従うことが出来ずに、途中でシステムの使用をやめてしまったり、別のシステムに目移りする、といったことをしないようにしていただきたいのです。
定めたルールに忠実に取引を行ってください(システムトレードにおいて、これがある意味最も難しいのかもしれません)。

相場は順張りのほうがよいと私は思います。

なぜ先物を投資の対象とするのか?
・個別株では投資(投機)できない
・投資(投機)に限らず、何かで上達しようとするとき、失敗の理由がはっきりわからないと上手くなりようがありません。個別株の場合、自分のミスで負けたのか、仕方のない負けであったのかさえ区別がつかない

こんな人は投資をしないほうがよい
・私自身、自分でトレードするまでに約2年半の時間をかけて相場を勉強したり、見たりしていました。少しばかりの知恵を入れて、すぐにやったところで、結果を出すどころか、逆に痛い目に逢う事は目に見えていました。
・「早くやりたがる人ほど弱い、そして強くなれない」
・情報過多は「リスク」である
・HV(ヒストリカル・ボラティリティ)は、15%以下ならオプション屋が喜び、それ以上なら先物屋が喜ぶ

一目均衡表の雲のみを使う
「シンプルでないと相場に勝てない」
一目均衡表のなかにあって雲のみを見るかというと、前述したとおり、「ややこしいから」にほかなりません。

半日足を使ったルール作り
買い:ローソク足の終値が雲より上になった状態で、パラボリックが買いになっているときのみエントリーします。
ローソク足が雲の上にある場合でも、パラボリックのサインが売りになっているときにはポジションを持ちません。(ポジションがあればクローズ)

売り:ローソク足の終値が雲より下になった状態で、パラボリックが売りになっているときのみエントリーします。
ローソク足が雲の下にある場合でも、パラボリックのサインが買いになっているときにはポジションを持ちません。(ポジションがあればクローズ)

順張りにポジションを取ると、そのリスクは小さい。逆張りに取るとそのリスクは大きい

11/25/2007

茂木健一郎ほかなんか色々










茂木健一郎
チャンドラーの世界はキャラクターで動いている世界。
つまり強いスペックというのが男性原理で、かわいいパッケージに包んでいるというのが女性原理だと。それがうまく合わさったので、ああいうヒット商品になっているんですね。(iMACについて)



渡部昇一
スキートの勉強法
1、余暇をふんだんにもっており、そのほとんどを仕事に捧げたこと。
2、毎日、同じテーマについて着実に仕事をし、一年中、それを毎日繰り返すこと。
3、自分の仕事が人知の増進になんらかの貢献をすることになり、という希望を不断に持ち続けたことにある。

リーダーは強ければ強いほどいいんです。だけどあまり長くやったり、暴走したりした時には、我慢しませんよといった制度が必要です。

機械的に記憶がよいだけでは、知的風景の中に濃淡やアクセントが出てこない。それ故に、文学や芸術が生じてこない。
記憶が悪いと、本人の関心の強かったものしか頭の中に残らない。つまり記憶の残り方が、個性的になるのだ。これが文学や芸術のもとである。
機械的記憶力が絶大な力を振るいはじめる。そしてそのような記憶力は、文学や芸術の創造原理を遺すものになり易いからである。

高杉晋作
昔、高杉晋作は「面白きこともなき世を面白く、棲みなすすべは心なりけり」と辞世に詠いました。お金や財産は奪い取られることがあります。頼りになるのは自分の健康だけです。心を明るく持ち、寿命の尽きる日まで元気で楽しく過ごしましょう。

ノリタケ、森村市右衛門

これはまさに近江商人の「三方よし」すなわち「売り手よし、買い手よし、世間よし」(商取引は売る方にも、買う方にも、そして社会全体にも利益になるものでなくてはならない)の考え方を地で行く経営である。

小林茂明ロフト

私の人生は音楽に助けられていたと感じる。疲れた時も絶望の時も、音楽が次の一歩を踏み出す勇気を与えてくれた。

世界は画一化しつつあるので、昔ほど面白くないが、外に出ることで得られるモノは大きい。

宮崎学









宮崎学

(万年東一)もう他人は信頼しない、という決意か。そうではない。もう金儲けはやめた、という決意である。そもそも銭を貯め込もうというケチな了見が間違っていたんだ。今後、いっさい金銭にはこだわるまい。そのとき、そのときの必要が満たされれば、それでいいんだ。


「おめえねぇ、着ていかれた者より、着てった者のほうがもっとつらいよ。他人の一張羅を着てトンズラしなくちゃならない者の身になってみな。どれだけ切ないか・・・。」

「ミヤよお、俺たちゃあ、子供のことでえらそうなことはいえねぇよな」



反無法者の生き方とは、

ただ営々と市民生活のルーティンに埋もれて生きる。

ヒトよりモノに関心がある。人間関係をあまり大事にしない。

冒険や荒っぽいことが苦手で、常にそこから逃げる。

目的や意味ばかり問い、それがはっきりしないと動かない。

私生活と公生活を使い分ける。公で都合の悪いことは私に逃げ、私で都合の悪いことは公に逃げる。

定期的な収入を失うことを恐れ、その奴隷になることをいとわない。

最悪の事態を考えまいとし、平穏な秩序がいつまでも続くことを請い願う。

善悪の判断にぐずぐずし、きっぱりとした態度がとれない。



名誉やカネを得ようとすると、欲しかったものが得られなくなるからにほかない。

そんなものを得てしまうと、かえって重荷をしょいこんだことになり、万年がいま満喫している、この自由な行動、平等で闊達な人との関係が失われてしまうことを恐れたのである。



現実をよく知らず、責任感と親心だけから一流大学を目指す母親達に、父親は確率のかなり低いことを知らせ、安心させるべきだと思う。幼年期と青春期を、自然な姿で送ることが、深い情緒を育み、総合的判断力を培い、人間的スケールを大きく育てると言う点で、決定的に重要であり、ひいては出世や幸福にもつながると説くべきと思う。

司馬遼太郎/開口健










司馬遼太郎のコメントから、




商人というものは、借りたカネを返す仕事なんだ。

侍たるものが、いやしくも下屋敷という名目で土地を所有してはいけないという意識があった。

明治四年に日本は金納性になります。税金をカネで納めることになる。農民たちは困りました。二宮尊徳的な自給自足の精神をもっていましたから、商品経済を排除してきた。現金はなるべく持たないようにしていたからで、そのため村の醤油屋や造り酒屋のところに、小作にしてくださいと頼みにいった。その後に日本の酒造業者の中から政治家を多く輩出したのは、このとき大地主になったからです。そしてそのとき、農民たいてゃ酒一升を持って頼みにいったという話が全国のどこに行っても残っている。造り酒屋たちが喜んで地主になったわけではなく、逃げ回ったからです。それはどこか心のなかに、土地をそんなに持ったり、小作を持ったりするのはよくないことだという気持ちがあったからだと思うのです。




開口健

狂気の文明からの偉大な逃走

彼はいかにもその道の魔にふさわしく、私生活は徹底的にスパルターンである。タバコを吸わず、酒を飲まず、美食せず、大食もしない。筋と骨だけのような体つきをしている。鋭いユーモアの精神を持っているが、口数は少なく、それでいてそばにいてまったく気にしないでいられる。