8/17/2007

ワイルド・アット・ハート


ワイルド・アット・ハート/ロバート・ハリス


反骨精神をむき出しにしてロックに狂い、ディスコで遊びほうけ、ヌーベルバーグに熱をあげ、カミュやサルトルを読みふけり、フランス映画「冒険者たち」に感動したり、学生運動に命をかけたり、フーテンになったりしていた60年代、70年代の悪ガキたちが、このバブルに浮かれる世の中を牽引しているだなんて。
信じられなかった。
昔の理想とか夢とか、アンチ・ヒロイズムとかニヒリズムとか、クールとかロックスピリットとか、そういったものはどこへ消えてしまったのだろう。


失業や破産も経験したし、離婚や親しい仲間との死別もあった。
何年もノイローゼでうつ状態もあれば、ギャンブルでとてつもなく大負けしたり、刑務所に入れられたこともあった。
でも、こうした辛いことと同じくらい、いや、それ以上の楽しいことが人生にあった。
だから、自分のスタイルを変えずにやっていくことができたのだ。


自分なりにやってみたいことを「100のリスト」として挙げ、・・・・そして、そんな新たな楽しみが見出せる人なら、「必ずしも日本にいなくてもいいんだ」という選択肢もでてくるかもしれない。
年齢なんて問題じゃない。


旅にロマンを求め、かつての夢を見知らぬ土地で再認識してみてはどうだろう?おそらく、いままでにない解放された気持ちにもなれると思う。


実存主義者たちは、こんな言葉を遺した。
「自由ほど辛いものはない。自分ですべてのことを決め、責任をもたなければいけないのだから」と。


楽しみに金のかからない人がもっとも幸福である(ソロー)


欲しいものを買うな、必要なものを買え。


必要でないものには何の価値もない。(大カトー)


自分のスタイルを裏切るような仕事はしちゃいけない。


なるべくたくさん旅をして、本を読んで、映画を見て、人と話して、恋をして、情熱的に生きることだ。


映画
冒険者たち、エーゲ海の天使、マラケッシュ・エクスプレス、海を飛ぶ夢


心の痛みがわかることによって、人をかばってあげたり、守ってあげたりすることができる。そこで初めてエンパシーを感じる能力―人間性を持った人間になれると思う。


生きていくうえで、人間性を培ううえで、傷つくこと、失恋すること、思い悩むこと、落ち込むこと、挫折することはすごく大切だ。
それを知らずにきた人間は、やはりどこか深みに欠ける。そんな気がする。


守りに入らない、勝ち金を絶対に数えない、
焦らない、欲をかかない、運を呪わない、神を冒涜しない、いやな奴にならない。
いつも楽しい時間を過ごそうとする立ち振る舞いが、自然に勝機を呼び込んでいく。


そう、まずは何をどこでやっていきたいかをシンプルに考える。その後に家族のこと、子供の教育、ビザ、永住権、言葉、住居問題など、諸々のことを考える。
多くの人は逆の順番で考えてしまいがちだが、これではなかなか大きな第一歩を踏み出せなくなる。小さなディテールにこだわりすぎて、これもできない、あれもできないと、行動範囲ややりたいことそのものを制限していますのだ。


毎年毎年、色々な国を転々としていたのでは落ち着いた生活が出来ないとか、子供の教育に良くないとかいった、ネガティブな考えは捨てることだ。
人間、やりたいことをやっていればどこへ行っても、どんなライフスタイルを送っても、楽しいものである。

8/16/2007

人生の転機


人生の転機


1、自分が大好きなことにさらに情熱を注ぎなさい。


2、自分らしさを発揮することに躊躇するな。


3、絶望感を抱いてしまうのは、たんに経験不足のせいかもしれないことを忘れるな。


4、失敗することも考慮に入れておきなさい。


5、粘り強さをあなたの強力な武器にしなさい。



マザー・テレサ


「ものをため込むのはよくありません。なぜならため込むという行為は、必要なときには紙が与えてくださるという信念を否定することだからです。」



ペニー・ピアス「今という瞬間」


あまりに頭や体を酷使していないか気をつけなさい。無理しすぎているときは、直感が浮かびにくくなっています。



エネルギーを増やす方法


食事すべき時間に留意しなさい。


荷物を軽くする。ポケットや財布にあまりものをいれないようにしなさい。


山のように散らかっているものを片付けなさい。


行動を少なくしなさい。


元気づけてくれる人と交際しなさい。


作業を人に任せなさい。


時間どおりに物事を実行しなさい。


おしゃべりを少なくしなさい。


運動をしなさい。


五〇歳におくる一七箇条


【五〇歳におくる一七箇条】


(1)これからの時代、ますます不確実性とリスクが高まる。


(2)構造改革と規制緩和が進み、何でもあり、しかし何の保証もない環境となる。


(3)したがって過去の物差しは通用しない。自分で考え、決断し、自分の責任で生きる時代になる。


(4)知識・情報社会の掟として、知識、情報を持たない人、考え抜く力のない人は優勝劣敗の環境の中で、むしられる。


(5)職業については、好むと好まざるとにかかわらず一毛作時代は終わり、多毛作が当たり前の時代になっている。


(6)しかし自分自身という田畑は生涯一つしかないから、自己啓発、生涯学習などで手入れを怠らないようにしなければならない。


(7)日本社会の高齢化は避けられない。それに対応する社会インフラづくりはなかなかできないどころか劣化する危険性すらある。


(8)ビジネスパーソン生活は運と不運のあざなえる縄のごとし、であるから、その現実を認め、不運と思う人はそれを受け入れなければならない。


(9)過ぎ去ったことは終わったこと、と割り切って過去へのこだわりを捨てないと、前向きの姿勢が出てこない。納得が大切である。


(10)不運だったからといって、これまで律儀に勤め上げ、自分の力で家族を養い、税金を払い、社会の良き一員であったというプライドは持ち続けなければならない。


(11)これからのプライドは、会社のブランドでも地位でもない。これまで培ってきた専門性と経験である。


(12)長い間きちんとした仕事をしてきた人は、必ず何らかの専門性を持っている。それを棚卸しをして、新しい時代に価値があるように再構築する。


(13)好奇心を持ち続ける。好奇心が心身に新しい刺激を与え、新しい世界への扉をあける。新しい専門性へのきっかけにもなる。


(14)品性と教養を大切にしたい。これは人生の年輪のようなもので一朝一夕にはできない。それゆえに尊敬される持ち味でもある。プライドを持って、下品な真似はしない。


(15)自分の(新しい)仕事は経済社会に役立っているから存在しているのだ、と割り切って全力投球する。収入を得るためには仕方がない、という退嬰的な気持ちを振り切る。


(16)この年齢になって、まだ「隣の芝生」の青さなど気にするようでは残念。隣の芝生は無関係、自分たちの価値観がすべて、という家族全員のコンセンサスを計ることが大切。


(17)五〇歳までの人生の経験、見識をベースにすれば、あと五〇〇時間投入すれば、新しい専門性をつくるのはけっして困難ではない。

8/15/2007

死より引退のほうが恐怖


アメリカの金持ちの習性についてのなるほど、と思ったところをば・・。
『死より引退のほうが恐怖』



一番投資で儲けやすいのは四十~五十五歳まで。


投資でかなりの富を築くには、当然リスクをとる必要がある。
しかし五十五歳を過ぎると大部分の人が安定を最優先させるようになり、投資リスクをとりたくなくなる。


離婚も少なくなる。


男性も女性も食事に気をつけ始め、運動をするようになる。


休暇もより多く取るようになる。


さらに、死についても考え始め、自分の資産とバランスシートをチェックし始める。


借金をしなくなる。


きちんとした最期を迎えたいからである。



面白いことに、このように五十五歳で死の準備を始めるのに、引退の準備を真剣に始めるのはなんと六十歳頃であるとか。


多くの人にとって死ぬことより引退することのほうが怖いようだ。


死については自分ではまだ間があると思っており、この段階ではまだ死の抽象的な概念上の恐れでしかない。


しかし引退は現実の問題として刻々と迫っており、定年後の生活がどんなものになるか恐れおののく。



もちろんすべての人がそうではない。


趣味が豊かで、やりたいことがいっぱいある恵まれた人もいる。


しかしこういう人は何年もかけて趣味を拡げてきた人である。


定年になったらあれをしよう、これをしようと空想上の趣味しか持っていない人は、いざ引退して時間ができても趣味を実行に移さないし、移せもしない。



定年後豊かな人生を送りたいなら、生涯かけてやりたいことを今のうちからふくらませておくべきである。仕事に完全に埋没していた人ほど(例えば自分でビジネスをもっていた人)引退は辛く、時にはアル中になったりする。

8/14/2007

五十代で金持ちになってもライフスタイルは変わらない


『五十代で金持ちになってもライフスタイルは変わらない』
若い人が急に金持ちになるとものすごい浪費に走ったりすることもあるが、五十歳代になる頃にはいくら大金が転がり込んできても特に奇抜なことはしなくなる。
せいぜい家族全員で使えるマンションをカリブのどこかに買ったりするくらいだそうである。(おい、どのくらいの金持ちの話だー!?)
あまり物を買うことに対して魅力を感じなくなり、ヨットやフェラーリや大邸宅を買って他人に羨ましがられたいという欲求からも既に卒業している(ニューヨーク市の人を除いて)。
このくらいの年齢になると所有するより、他人(の役に立つこと)に喜びを見いだすようになる。(いやらしい言い方だね。私の書き方の問題か?)
たいていの人は五十五歳から死ぬまでは、あまりライフスタイルを変えない。
自分の意志で順調に金持ちになった人はなおさらこの傾向が強い。
急に予想外の金が入った人の場合でも、せいぜい今まで欲しかったけれど高すぎて買えなかった車を買ったり、夢に見ていたデラックスなクルージングへ行く程度のこと。
てなカンジですが、如何なものか?
やっぱり、お金無いよりあるほうが良いけど、あり過ぎるのもなぁー?

8/13/2007

『求められるプロフェッショナル像』

『求められるプロフェッショナル像』

・信頼できる・親身になってくれる・クライアントの利益のために行動する

・プロの腕を持っている

・損を出してもきちんと説明をする

・しっかりした調査、理論に基づいて、バイアスのかかっていない中立的なアドバイスをする

・秘密保持をきちんと守る・投資を長期的に考える

・長期にわたって担当する・税務と投資をドッキングさせた、トータルなプランニングとサービスを提供する

・定期的にすべての資産を統合した報告書を出す

・世の中の新しい動きに関する情報・アンテナを持っている

・様々な分野に人的ネットワークを持っている


8/12/2007

鈍そうな顔





知り合いの整体の先生が言ってました。成程なぁ。



人間は悲しくて寂しい。それが本性だと。明るく前向きなのは、世を忍ぶ仮の姿だと。
明るく前向きな人を見てみなさい。だいたい鈍そうな顔をしてます。

大事なことだけを考える技術




鷲田小弥太さんのの本「大事なことだけを考える技術」の目次を。


これだけ読んでも何となく、成程って思う。



1 自分にとっての大事なものを書きだしてみよう


●自分の大事なものを紙に書き出してみよう


●大事なものの順序は、常に変わっていく


●自分を大事にするため、自分以外の人を大事にしよう


●人間関係を大事にすると、いい仕事ができる


●次につながる仕事をしていますか?


●柔軟に生きよう。そうすれば大事なものを失わない


●大事なものが変わっていくのは、人生に限りがあるから


●長い時間を経て、大事なものはつくられる




2 できないことは、できないままがいい


●物事には完全解答などありえない


●目の前のことを淡々とこなす人ほど「すごい人」だ


●人生のチャンスは地味な形でやってくる


●どんな難しい問題でも、基本をクリアすれば解決できる


●妻も子も愛さずに、妻だけを愛そう


●時には、解決そのものを放棄してしまおう


●できないことは、できないままがいい


●普通の人ほど泥沼にはまりやすい


●進路をはやく決めなくたっていいじゃないか●総力を結集しても、できないものはできない




3 「正しく質問できれば、正しい答えが見つかる」


●正しく質問できれば、正しい答えが見つかる


●生活のアクセントを変えてみよう。そうすると違う人生が現れる


●マニュアルどおりに考えると、時間が短縮できる


●マニュアルにも人との相性がある


●まず「解答」を決め、書き出してみよう


●私ならどうするか、具体的にいってみよう


●徹底的にやると、やりたい仕事がみえてくる


●必要なものはたくさんのガラクタから生まれる


●自分の能力よりちょっと上をめざそう




4 先が見えないのは当たり前。不安があってもいいのだ。当然なのだ


●「どこからはじめるか?」ではなく、「どこからはじめてもいい」


●先が見えないのは当たり前。不安があってもいい


●どんな稚拙に思えても、まず自分で解決案を考えよう


●書物は、いつでもどこでもマインド・トレーニングに応じてくれる


●自分の選んだ進路が、最高の出発点だ


●トラブルがあるのは当たり前。怒らず、焦らず、驚かず


●「ノー・プロブレム」lこそ、恐ろしい1


●「ノー・プロブレム」lこそ、恐ろしい2


●完全無欠な危機管理などは不可能であり、ムダだ




5 解決をあきらめるのも、一つの解決策だ


●一年分の生活費を貯めたら、自由なことができるようになった


●解決をあきらめるのも、一つの解決法だ


●「何もせずに放っておく」ことが解決のいい手だてになる


●非難されたら、「逃げる。隠れる。無関心を装う」


●いったん矢を飛ばすと、止めることができなくなるから、要注意


●有名シェフの店が長蛇の列なら、小路の地味な店を探してみよう




6 運のいい人についていくと、チャンスがやってくる


●雑事に強い人、雑事だけで終わる人


●いい仕事は自分だけでやらないほうがいい


●調べる力のある友人を持つと、仕事の生産性がグンと上がる


●できることでも手を出さない


●敵には最後の逃げ道をつくってあげよう


●三年やれば、瑣末なことでも面白くなる




7 「大事なこと」かどうかをジャッジできる力を養おう


●一枚の表で労働評価が決まる社会はおかしい


●一時的ではなく、長期的視野で評価しよう


●あなたは、誰の評価を大事にしていますか?


●「仮想敵」をもっていますか?


●すぐれた「先生」をみつけよう


●「先生」は、利害がない書物上の先生のほうがいい


●先生から学ぶと、いつのまにか癖まで似てくる


●大事にしたもの、大事にしなかったものを書きとめておこう


●大事なことだけ考えれば、何でもスピードアップできる