9/08/2007

掟破りの成功法則


掟破りの成功法則 夏目幸明




<海洋堂/宮脇修>

海洋堂には『これさえやめたらいける3箇条』があるという。
1.お金がないのに次々と新しい企画を進めない。
2.ヘンなものを出さない。
3.常にバクチを打ち続けない
・・・・・・つまり、宮脇はその3つを激しく続けてきた。


結局のところ、ホンマの才能言うんは、好きで好きでしょうもないことを、真剣に、長く続けることなんや。逆に、不器用なヤツが、5年、10年かけてモノになると鳥肌が立つようなもんを作りよる。


『クラスに40人おったら、1割ぐらいは変わり者がいるはずや。そいつらが買うてくれたら商売にはなる』


「なあ、こんなお笑いのようなことを大まじめに続けてきたんが海洋堂の歴史や。なあ、わかるか?これは“好き”とか“愛着”なんて小っちゃなもんがデカイものにかみつき続けてきた歴史なんや」


世の中に媚びて自分を曲げんことや。好きなことを好きなようにやる、遠まわりに思えるかもしれんけど、ホンマはそれだけがオマエの人生とちゃうんか?


沈む淵があれば浮かぶ瀬もある・・・


目の前の壁に挑戦したり、ぶつかったりするうちにこうなっただけですわ(笑)。
人生にはいろんな“壁”がありますやろ?鉄の壁、石 の壁、板でできてる壁もあれば実は紙、いうのもあるはずや。それが目の前に立ちふさがった時、どうしたらいいと思います?結局、力一杯ブッ叩いてみんこと には、それが何でできてるかはわからんのです。跳ね返された痛みで目が回ることもあれば、びっくりするほどカンタンに腕が突き抜けることもある。そんなこ とを繰り返しているウチに、こうなってただけですわ(笑)」


「心に花を思わずば、手先手練は人に勝れたれども、花を知る人とは云わず。未熟にても、心に花を思ふ人は、花を知りたる也」。いかに技術があれど、いかに器用であろうとも、愛情がなければ、ついに花を知る人とはなれない――。

<ソフト・オン・デマンド㈱/高橋がなり>

「人と変わったことをやり通すだけの意思と力を持っていたら、大抵食べていけますよ」(ソニー創業者・井深大氏)。

<㈱トーイズ/北原照久>

人が大事なものを見失う理由の大半は、他人との無意味な「比較」にある。実は、偏差値、給料、社会的な立場など、分かりやすい基準であるほど、比較に意味はない。世に、自らの絶対的な価値を見つけられず、世俗の価値にすがる人物がいかに多いことか・・・。

<創庫生活館/堀之内九一郎>

足が棒になるまで売り歩く、というのは残念ながら努力じゃないんです。足を棒にしなくてもいいように、効率のいいシステムを作る、商売をデザインするのが、本当の“努力”なんです。世の中には、ここに気付かずに、ただがんばっちゃう人が意外と多い。


「意外と、この振れ幅が大事なんだよ。少々のことがあっても、何ともなくなる」
それは「堕ちる時はとことん堕ちろ」と絶叫した昭和の名文学、『堕落論』の一節のようにも思える。


・座右の銘は?
流れに従って志を変えず。

<コロちゃん㈱/小竹守>

はなから負けるとわかる勝負に挑むこともある。結果、やっぱりボロクソに負ける。けどさ――やったってことには、意味がある。


その結果、たとえ大損をしてもいいんですよ。人生トータルで考えれば、場面、場面で人間として納得行く道を進んだ方がきっと大きくなれる。

<㈱テンポスバスターズ/森下篤史>

進化論の世界では、強いもの、大きいものでなく環境に適応できたものが生き残る―


ようは“余計なこと”が人間の可能性を拡げるというわけだ。フランスの微生物学者・パスツールは「偶然は準備のある心に味方する」という言葉を残している。

<まんだらけ/古川益蔵>

人に何を言われようと、どう思われようと、好きなことをやり続けること、これに尽きるんです。ボクは言ってみれば、社会からツマハジキにされてきた 人間です。かといって天才的な才能があったわけでもない。けれど、ついに『世間並み』にならず、自分を貫いたんです。そしたら意外なことが起こった。世間 がボクに付いてきてくれたんです。開き直るまでは大変でした。仕事も減ったし、友達も失った。だけど、道が開けてきたのは、それからなんです。


成功と破滅、堕落とストイック。対極にあるものはときに激しい相似形をとる。

9/07/2007

堺屋太一・9/2/2007日経



堺屋太一・9/2/2007日経


子供に勇気とか覚悟とか独創といった美徳を教えなかった。自分で考え選択する気力を与えなかった。一流の大学を出て会社に入るのが幸せなんだと。



優しさと安易さだけが美徳と教えた。満足の大きいことが幸せになった。満足とは主観的。世界中の人が主観を持ち出しているのに、日本人は客観がいいと思いたがっている。



好きを基本に勇気と決断と覚悟の美意識を持ち直そう。

つか版 誰がために鐘は鳴る






つか版 誰がために鐘は鳴る つかこうへい



女を辱しめず裏切らない人間をスターという。



『冬のソナタ』のペ・ヨンジュンも、『ローマの休日』のグレゴリー・ペックも、誠実であり続けようとする。
なぜならスターは、強気をくじき、弱きを助ける正義の味方でなければならないからだ。



韓国では、どのような理由があるにせよ、兵役に行っていない男性は貶められる。
イ・ビョンホンは義務を果たしたが、公益勤務要員ということで6ヶ月に期間短縮され、チャン・ドンゴンもまた気胸という病気で免除されている。兵役に行かなかった者に対して、人は彼らを「腰抜け、卑怯者」と差別する。
ペ・ヨンジュンもチャン・ドンゴンも、その差別の中で生きてきた。
その中で彼らは、必死で不動のスターへの道を模索し続けている。
だからこそ、いま毅然と輝いている韓流スター達の微笑の中に、孤独を見る。
彼らの微笑みの裏には、決してこの社会に完全には受け入れてもらえないという、諦めからくる寂しさがつきまとっているように感じられる。



儒教の国・韓国では、学問を重んじ高学歴であることが重要視される。
そして俳優という仕事は国民にとって自分達の代表であり、高学歴・高身長・鍛え抜かれた肉体・人柄と、完璧さを求められている。



ペ・ヨンジュンは芸術家と呼ばれたかったのであろう。映画好きな韓国の中にあって、知性ある役者と呼ばれたかったのであろう。
が、映画というものは大衆が楽しむエンターテイメントであることを忘れてはならない。



彼女たちは芸術を見たいのではない。夢を見たいだけなのだ。



私はペ・ヨンジュンに、若い娘の将来のために入れ歯をはずさせるような、そんな男気を持つ人間に成長して欲しいと思う。
ペ・ヨンジュンなら、きっとなれる。
なぜなら、スターは相手を、ファンを思いやる心の深さのことであるから。そして、スターの華とは、男気のことであるから。



誠実に生きていこうとするサラリーマンが死ななければならないアメリカ。
アメリカは、心の美しさを鍛えず、『見栄ばかり』鍛えてきたから腐ったのである。
エリザベス・テイラーは、「子供を堕ろすくらいなら、死んだほうがましだわ」と古き良きアメリカ女の心意気を見せていた。



「ペ・ヨンジュンは、威張らないって。偉そうにしないから、日本の女達が、魅かれたと」



「それに日本の亭主たちって、奥さんに対して威張って恩着せがましくするじゃないですか」


「恩着せがましい」


「女って恩着せがましくされるのが嫌いなんですよ。やれ『家買った』『不自由のない暮らしさせた』そのうえ自分は会社の若い女の子と浮気しといて、『定年になったから面倒みろ』『ボケたお袋の介護頼む』。これじゃ女達だっていい加減頭にきますよ」



作法とは人を思いやること、やさしさとは人に恥をかかせないことだと知ったんですよ。



「私も思うんですよ、弱い者の視点で物を見なきゃいけないんじゃないですかね、文学とか芸術とかは。
ペ・ヨンジュンって人はその弱い人への優しい目線があると思うんですよ。」




リーダー論???

台風上陸した。海岸の家が揺れている。怖い。高いところに住むものではない。


リーダー論



プラトンのこの話はもともと「無知」と「知」ということを論じたものでありますが、この話をリーダーシップ論として考察するというのは着眼である。

この話の教訓は、
(1)リーダーとなる資質のあるものは、未知の世界を見にいく好奇心と勇気を持つ、
(2)リーダーは見たり体験した素晴らしいものを独占せず、仲間に伝え、共用しようとする(わたくしはこれを指導者の重要な資質だと思うのです。じぶんで苦労して見つけた新しい世界である。独り占めしていい思いをしたっていいのだからね)、
(3)そしてリーダーはそれを知らない仲間たちにきちんと伝え、説得する能力を持つ、
という3点であります。


9/06/2007

風水ことわざ






風水ことわざ



日本人は、「世間の人が笑っている」「縁起が悪い」「常識がない」という3つのフレーズを並べられると、身動きできずに、自信を失ってしまう。

“運がいい”ということは、タイミングがいいことであり、自分を活かすことです。


多くの人の中で毎日の生活を通じて環境を活かし、自分を運のいい人間にしていく努力こそ、現代にふさわしい“修業”


・タイミングのいい人間をツイている人という

・ツイていないときは午後11時までに床に入れ

・本気で仕事をしたいとき、自分を活かしたいときはひとりで行動せよ

・きらいなことでツキが変わる

・その土地の良さを活かせない人は、どの土地にいっても自分の良さを活かせない

・いちばん苦手な人と夫婦や親子になると思え

・実家の役に立った娘ほど幸せになる

・運のいい子供は運のいい親が作る

・一家は一火

・文句を聞くときには頭を下げろ

・3月に服を買うと一生着るものに困らない

・文句を言うひまがあったら笑顔の練習

・夢と勇気とわずかなお金

・多数決で決めたことは成功しにくい

・お彼岸には仕事とからだの現状をチェックせよ

・一流の人間が集まるところにパワーあり

・好きな場所で希望や夢をつぶやけ

・太陽の動きに合わせて生活せよ

・多くの人の幸せのために働くことで自分を磨け

・運とツキは相続税がかからない財産

9/05/2007


2年前のメモより

9/14/2005のメモより。2年前の内容だけど、腐ってないので・・・。


もっとフリーに生きようと思えば、最悪のことを覚悟して、それを一旦、心の倉庫にしまっておくべきだ。

オドオドしていては、物事の実行にブレーキをかけるのだ。
失敗していいんだ、くらいの気持ちでいることである。
逆に、恐怖心とか、心配事、不安のない人はこだわりがないし、集中できるから、
何事もすべてスムーズに行なえる。


嫌いなもの、苦しい時点を克服することに喜びをもつと、そのことによって魂は磨かれるんです。

一つ克服すれば一つの新しい力が、そして二つ克服すれば二つの新しい力が備わってくる。
苦しまなければ力はつかない。
そして、苦しいという方を見るのではなくて、力のついているほうを見ると、そこには喜びが沸く。
だから、苦しみの裏にこそ力がつくともいえるのだ。

会社を変えたいとか奥さんを変えたいなんていう人がいるが、自分が変わらない限り
相手が変わるはずがない。

自分は変われるんだ、という心構えを持つことが必要である。
まずは、そう思うだけで違う。
そして、自分を変える一番いい方法は、自分の身柄を誰かに全部預けることだ。
自分が変わり得ないということを知ったなら、手を引いてくれる人にすべてを任せてしまうことだ。

その人は実績のある人でなければならない。



膨大な情報が世界を駆け巡る。限りなくゼロに近づく情報交換のコスト、不特定多数につながる開放性・・・・・・。「知」の加工や深化を通じ、物質文明では到達できなかった情報文明へ歩を刻む。


万人が楽しめる時代が到来した。「現行の補償金制度は権利団体を通じてレコード会社や大先生だけに著作権料が戻る。団体に属さないクリエーターは蚊帳の外だ。彼らにきちんとお金が戻る、新しい仕組みに作り替えるべきだ」(穂口氏)

補償金制度のみならず、著作権の仕組み全体を見直す機運もある。小委員会の主査を務める中山信弘・東大教授は「著作権法は(問題の)吹きだまり的様相を呈している。現行法が社会の要請に応じうるものなのか、問い直す必要がある」と主張する。


9/04/2007

一度も植民地になったことがない日本


一度も植民地になったことがない日本・デュランれい子




アングロサクソンが単純という根拠の象徴は、あの「カウボーイ」である。ハリウッド映画の例を出せばどなたも納得されられるはず。腕力で勝負を決めたいアン グロサクソンのイギリス、アメリカに、とことん議論し合うことをよしとするラテンのフランスが抵抗している今回のイラク戦争は、この対比の好例ではないか と思う。


アーティストは非常にリスキーな仕事だ。好きだからはじめても、食べることが満たされる仕事ではないから、先進国の仕事と言ってしまえば確かにそうかもしれない。食べることが最優先される国々では、芸術が職業として公認されていないのはよくわかる。


自分が確立した定評ある画風を一生守り抜くほうが、楽と言えば楽かもしれない。とはいえ、プロとして退屈な人生ではないだろうか。


ヨーロッパの人々は知らない人同士でも顔が合うとニコッと笑う。何のためかと言えば、「私は、あなたを警戒してませんよ」という合図。ただそれだけなのだ。しっかり覚えておいてください。「笑顔はタダ」なのです。



9/03/2007

頭の回転が50倍速くなる脳の作り方









頭の回転が50倍速くなる脳の作り方・苫米地英人





最速でマスターするメカニズム
・抽象化の訓練をしながら日本語脳の活性化を抑える
・次を予想する(決して暗記しようとせずに、次を予想する)
・英語のドラマなどのDVDを朝から晩まで見続ける
・抽象化訓練を行う

IQの高い「新しい脳」をつくる
ステップ1 リラックス状態をつくる
身体の一箇所から始めてだんだん身体全体をゆっくりゆっくり緩める。これを5~10分くらいかけて筋肉を緩めるリクライゼーションを毎日やる。
逆腹式呼吸
息を吸うときにおなかをへこませ、息を吐くときにおなかをふくらます。口と鼻の両方で吐いていいので、ゆっくりゆっくり息を吐きます。
とにかく、息を吐くときに全身をありったけ緩めることが重要です。

ステップ2 コンセントレーション(集中)状態をつくる
一点に集中すると、その一点以外がすべて無意識になる。

ステップ3 超並列脳をつくる
リラックス状態をつくったあとに、自分で目をつぶっておでこのどこか一ヶ所だけをじっと見る。
その一ヶ所だけをずーっと凝視するだけでいい。目をつぶったまま眼球を上に向けるのです。
ラピットアイロールという方法。
そうすると人間の脳は超並列的に動き出してきます。
中には寝てしまう人もいます。寝るということは超並列的に思いっきり動くことを意味しますが、コントロールできなくなるのでなるべく寝ないようにしましょう。

抽象度を上げるトレーニング
・目の前にあるものすべてに説明や解釈を重ねる
・一度目をつぶって、目を開けた瞬間に先ほどの説明や解釈すべてが目に飛び込んでくるようになる
・上記を繰り返すと、いつの間にか抽象度の高い思考が身に付く

共感覚を作るトレーニング
それぞれ別の感覚でマッピングする。
味はサラサラ、形は花のにおい、においは赤色・・・

過去に対して、自分の楽しかったこと、うれしかったこと、を3日から1週間前、3ヶ月から半年前、1年前、3年から5年前、10年前。
未来に対しても、それを3日から1週間後、3ヶ月から半年後、1年前後、3年から5年後、10年後、そして、自分が臨場感を感じられるだけ先の時間に対しても同様にしてください。

「未来にしっかりと強力なプライミングをつくることにより、強力な学習モチベーションをつくるため」であるとか、「未来にしっかりと臨場感を持てば、過去の記憶のそれぞれが、それにふさわしいものとして解釈されるのである」といった説明が出来ると思います。

9/02/2007

ドクター苫米地の新・福音書







ドクター苫米地の新・福音書/苫米地秀人






私が言う「奴隷の人生」とは、「他人または社会の価値観に基づいて理想を追求し、それに沿っ てつくりあげた人生」のことです。そこに、自分自身はありません。自分の価値観や自分が心から望む理想は置き去りにされています。ただひたすら、他人や社 会の思惑通りに生きることが幸せだと思い込んでいるだけ。だから、「奴隷の人生」だというのです。

自分自身をより高い視点から見る「抽象思考」ができるようになると、生き方や夢実現のためのノウハウなんか何一つ学ばなくとも、無意識のうちに「なりたい自分」「夢」「幸せ」を手に入れるべく行動する自分になれます。
その「技術」は、いくつかのトレーニングを重ねることによって、誰もが身につけられるものです。

私という存在を決めているものはどれも「他社との関係」であって、自分自身ではないのです。
ようするに、自我は自分でつくるあげるのが不可能なもので、他社との関係によって定義されるものだと言うことです。
「自我なんて存在はない。自我は書き換え可能な情報として利用できるものである。

私たちが心から望んでいる幸せは本来、非常に抽象度の高い感覚です。「私」だけにこだわる抽象度の低い状態のままでは、「奴隷の幸せ」しか得られません。脳の仕組みがそうなっているのです。
我 欲を満たすだけの幸福感よりは抽象思考で求める幸福感のほうが、ずっと志は高いし、スケールも格段に大きい。その分、満足度もアップすることは間違いあり ません。私自身、「世界から差別と戦争がなくなる」ことを夢見て、日々抽象思考をしています。それによって、幸福感にも満たされています。

最も大事なのは、
「私は一瞬にして生まれ変われる。なりたい自分になれる」
と本気で信じることでしょう。
過去を悔やむ人は過去の延長線上で未来を考えています。事あるごとに過去を振り返り、「仮想の自分」を描き出しては「いまの自分」と比較して、「もう少し上にいる自分になりたい」と考えてしまうのです。
そんな風に過去に遡って「いまの自分」を不幸だと思いつつ「未来はこうなりたい」と自分の理想像を描くのではなく、未来を見据えて「今の自分は最高に幸せだ」と考えてほしいのです。

1、物理的実体としての「自我」は存在しない。他社との関係性のなかで、「他人の目」がつくりだした「これが私」と認識・定義している情報状態に過ぎない。よって、その情報を書き換えれば、自分を変えることができる。
2、人間には他と比べられない価値がある。「他人と比べる尺度」「自分と比べる尺度」を捨て、自分自身を他人や社会の目、「仮想の自分」による洗脳から解き放つ。
3、時間は未来から現在、過去へと流れる。いまの自分を最高に幸せだと感じることが、未来に対するいい働きかけになる。

目標は「5次元人」抽象度を上げて、自分の経営コンサルタントになる。
2次元:3次元:真っ青な空がきれいだ、宇宙にある銀河はいったいいくつあるんだろう?4次元:地球の誕生から宇宙の行く末まで時間はつながっているんだなぁ!5次元:この世界、時空を俯瞰できる。この宇宙のすべてが愛おしいなぁ

ただ抽象度を上げるだけでなく、臨場感を保つことがポイント
経験と知識と想像力をフル稼働させよう

準備運動①逆腹式呼吸
心身を思いっ切りリラックスさせて、物理空間の縛りから自らを解き放つ
息をゆっくり吐き出すだけ。

準備運動②自分の得意なモーダルチャンネルを見つけよう
内部表現の書き換えは、自分の得意なモーダルチャンネルと抽象度で行う
あなたは、どの感覚が鋭い人ですか?
ステップ1:自分は五感のどれが鋭いか―モーダルチャンネルを見つける
ステップ2:現実の物から抽象度を上げながら、どこまでそのものの実体を感じていられるか
臨場感を保てるギリギリのところに、得意な抽象度を見つける

準備運動③自分を中心とする世界に、整合的な地図をつくろう
脳の情報処理能力は無限大!抽象度を上げるトレーニング
①過去の情動を利用する方法―あなたにとって思い出深い出来事は?
・過去の思い出から喜怒哀楽の情動を甦らせて、体感を引っ張り出す
・体感を少しずつ強化する
・芸術家になった気分で、体感を色、音、触感などで表現する
②演技に働きかける方法―物の過去を想像しよう
・物はどうやっていまここにやってきたのかを、想像まじりに考えてみる
・物の歴史に感情を結びつける
・体感を強化し、それを色や絵、音、触感などで表現する
・複数の物を同時に感じる

IQトレーニング―自然界に「概念のヒエラルキー」を構築する
要は、「系図」のようなものを、自分なりにつくればいい
①目に入るものひとつひとつの抽象度を上げていく
②各抽象度で横に概念を広げる
③連想したものについて、抽象度を上げていく
④”網の目世界”を動かす

煩悩をコントロールするトレーニング「止観」―最後まで自分を縛るものは「煩悩」

本当に『なりたい自分』になる決意を堅固にしよう
「奴隷になるな」としくこく繰り返すか。それは逆説的に言うと、奴隷が一番幸せであることは間違いないからです。
自 分で何も考えず、社会の思惑通りに生きるのなら、それほど簡単なことはありません。社会や他人に操られていればいいわけですから、何も自分で考えなくいい し、何も自分で決定する必要はないし、自分のしたことに対して何一つ責任を取ることもない。だからお気楽だし、ハッピーなのです。

学問の世界だけでなく、どんな仕事でも、その現場をリアルに体験することは大切です。その臨場感をしっかり感じたうえで、抽象化の作業をしていくのです。
誰かにあこがれる場合も、そういった”色眼鏡”で憧れの人を見てはいないかを、しっかりチェックしなければなりません。
そのために雄幸なのが、「止観」です。
その人にあこがれる気持ちをちょっと脇に置いて、高い視点から自分を観てください。それで、たしかにその人本人ではなく、その人の生き方に自分の生き方が重なるならOKです。

成功が「ある」と「ない」との2パターンを包含する抽象度に自分を置いて、自らの意思で「ある」を選択する。だからこそ、思い通りの自分になる記述が有効になるのです。
だから、失敗イメージに対して、そう臆病になることはありません。単に否定形にすればいいだけです。脳はバカ正直なおで、いくら「ノー」とか「ノット」の否定形をつけて思考しても、肯定形でしか受け止めません。

内部表現を書き換えるポイントは、大きく分けて2つあります。
ひとつは、「なりたい自分」「叶えたい夢」「実現したい幸せ」に関わる未来の縁起ひとつひとつに対して、いかに強い臨場感が得られるかにあります。言い換えれば、自分が記述する”未来情報”を得意なモーダルチャンネルに変えて、いかに大量のドーパミンを出せるか、です。
もうひとつは、「ある」と「ない」とを同時に見られる、抽象度の高いところで、「なりたい自分」「叶えたい夢」「実現したい幸せ」を自分の得意なモーダルチャンネルで表現することです。

普段から高い抽象度で思考する習慣をつけていれば、いずれ内部表現の外側に飛び出す瞬間を体験できるはずです。
かなりハードルは高いけれど、本当の自由意思とはそういうものだということを心に留めて置いてください。目標はあくまでも、
「何事も、社会や他人、過去のしがらみ、つまり自分自身の記憶から自由になって判断する自分になる」
ことで、その先にもうひとつ、最終ゴールとして、
「内部表現から頭を突き出して、真の自由意思を獲得する」
ことを揚げておくのがベストです。
いずれにせよ、大切なのは、ふだんから抽象度を上げて思考することです。

つまりエントロピーは極小から極大に流れる、抽象度は高から低に流れる、そして、時間は未来から過去にながるということです。