3/08/2008

続 「ウェブ時代 5つの定理 」









続 「ウェブ時代 5つの定理 」梅田望夫



パラノイア(病的なまでの心配性)だけが生き残る。── アンディ・グローブ

遅かれ早かれ、ビジネス界の基本的なものは変わる。── アンディ・グローブ

最高の倫理観を持って、物事に対してオープンで正直であれ。決して隠し事をしてはいけない。── スティーブ・ウォズニアック

明らかに世界は「良い場所」になっているよ。
これまでは大金を持った大きな組織の人たちでなければできなかったことも、個人ができるんだから。── スティーブ・ジョブズ





不動産における三つの重要な要素は、「場所、場所、場所」とよく言われる。同じように、スタートアップの形成で重要なのは、「人、人、人」である。── ゴードン・ベル

チームワークは木のようなもの。コミュニケーションが幹の部分を形成し、根っこの部分には、お互いの尊敬と共通の目標の認識がなくてはならない。── ゴードン・ベル

好きな人と働かなければならない。── ロジャー・マクナミー

Aクラスの人は、Aクラスの人と一緒に仕事をしたがる。Bクラスの人は、Cクラスの人を採用したがる。── シリコンバレーの格言

世界を変えるものも、常に小さく始まる。

理想のプロジェクトチームは、会議もせず、ランチを取るだけで進んでいく。チームの人数は、ランチテーブルを囲めるだけに限るべきだ。── ビル・ジョイ

トップレベルのチームはマネジメント重視でなく行動重視でなければ駄目だ。── ゴードン・ベル





偉大なプログラマは金に関心がない、と言われることがある。これは必ずしも正しくない。ハッカーたちが本当に大切にしているのは、面白い仕事をすることだ。
でも、十分な金を稼げば、それからはやりたい仕事ができる。そしてこの理由から、ハッカーは莫大な金を稼ぐことに惹かれる。── ポール・グラハム

音楽会社に頭のいい人間はたくさんいる。でも問題は、音楽会社の人間はみんな、テクノロジーピープルでないことだ。── スティーブ・ジョブズ

私は自分のことをビジネスパーソンだとは思っていない。一度もそう思ったことがない。ビジネスのやり方は知っているけれど、一度も楽しんだことはない。私はテクノロジーを愛する。未来を愛する。解決策を考えることを愛する。そしてその解決策を信じるに至ったら、それを伝道するのを愛する。── ビノッド・コースラ

技術的な転位(大変化)は、常に勝者と敗者を生む。勝者とは、より早くその技術を導入できる企業であり、敗者は、立ち往生し、転換をはかれず、新たな技術をうまく使いこなせない企業だ。── エリック・シュミット





いま、世界は(以前とは)まったく違う。それは、君たち一人ひとりが世界中のどんなことについても「情報を得る力」を持ったからだ。私が学校に通っていた頃と、本当にまったく違う世界だ。── サーゲイ・ブリン

インターネットは、人間の最も基本的な要求、つまり知識欲と、コミュニケーションをはかること、そして帰属意識を満たすことを助けるものである。── エリック・シュミット

「すごい(Great)」だけじゃ不十分だ。いつも期待されている以上の結果を出せ。グーグルは「(誰かと比較して)ベストである」ことを到達点と甘んじない。それはあくまでも出発点だ。── グーグ10カ条の10





真に偉大な企業は、欲によってではなく、情熱によってつくられる。現在の市場環境は、強い情熱を持ったアントレプレナーを見つけるための素晴らしいフィルターである。── ウィリアム・ガーレイ

偉大な仕事をする唯一の方法は、あなたがすることを愛することだ。まだ見つかってないなら探し続けろ。落ち着いちゃいけない。まさに恋愛と同じで、見つかればすぐにそれとわかる。そして素晴らしい人間関係と同じで、年を重ねるごとにもっと良くなる。だから見つかるまで探し続けろ。探すのをやめてはいけない。── スティーブ・ジョブズ

「ウェブ時代 5つの定理 」梅田望夫






「ウェブ時代 5つの定理 」梅田望夫



1、アントレプレナーシップ

「アントレプレナーシップ」を支える「常軌を逸した熱」は、「やりたいことをやる」という気持ちと、「社会をより良くしたい」という思いの組み合わせによって持続する。お金が最優先事項では長期にわたってそういう熱が持続しない。倫理性と経済性が融合したシリコンバレーのそんな独特の論理が、仕事の面白さを倍化させ、強い「働く意欲」の源になっている。



2、チーム力

創造性を生むための第2定理は「チーム力」である。どんな優れた人も1人では何もできない。自分にできないことができる人たち、自分にない能力を持った人たちと、どうチームを組んでいかに仕事をするか。ここに社会として組織として創造性を生むカギがある。

突出した一握りの天才だけがユニークな創造性を発揮して、革新的な技術や製品、新しいビジネスモデルをつくり出したわけではない。そこにあるのはワンマン主義ではなく、むしろ透徹したチーム力である。

「強い力を持った個」同士がスポーツ感覚で戦略的にチームを組んで疾走するイメージ。異分野の「その道のプロ」が組むことで相乗効果をたたき出す世界だ。

Aクラスの人はAクラスの人と一緒に仕事をしたがる。Bクラスの人はCクラスの人を採用したがる。



世界を変えるものも、常に小さく始まる。理想のプロジェクトチームは、会議もせず、ランチを取るだけで進んでいく。チームの人数は、ランチテーブルを囲めるだけに限るべきだ。。「世界を変える」イノベーションを生む一番大切なことは、資金でも設備でもなく、情熱を持ったわずか数人の力を結集して爆発させる「チーム力」にある。

高いモチベーションを持続する少数精鋭からチームが成り立ち、目標を共有し、会社や作品の成長を目指し、チーム全員が同じ目標に向かって走る。その幸福感、高揚感から、創造性やイノベーションが生まれるのだ。



3、技術者の眼

21世紀のビジネスは、科学と技術を抜きにして考えることはできない。これまでに述べたアントレプレナーシップとチーム力を、その根底で突き動かしているのが「技術者の眼」だ。

「大きな技術の流れ」に逆らって何かを達成し、短期的にどうにかなっても、長期的には成功を持続できない。そんな経験則が、社会の隅々にまで存在する「技術者」系リーダーたちのすべての意思決定の前提として、根強く存在している。そんな基盤があってこそ、グーグルのようなスケールの大きい創造的イノベーションが生まれるのである。



4、グーグリネス

グーグリネスとは、ウェブ時代をリードするグーグルという会社の気質やグーグルらしさを表す言葉だ。

グーグルの経営・組織・文化における独自の論理は、ここまで取り上げた「アントレプレナーシップ」「チーム力」「技術者の眼(め)」が、高いレベルで統合された最新で最良の実例と言える

オープンソースの世界では、経済的な取引という概念も、雇用関係を基盤とする組織的指示命令系統も存在しない。つまり他者に何かを強制する道具立てがまったくないのだ。にもかかわらず、参加者の自発性だけに委ねられて、大きな価値を生み続けている。インターネットが私たちに突きつけている現代の謎の一つである。

インターネットと情報は、肉体ではなく頭脳の限界を大きく拡張するから、21世紀は「頭脳の拡張」の世紀となる。

となれば、行き着く先は「時間」。「時間」だけが私たち一人一人に平等に与えられた貴重な資源だ。グーグルは「頭脳の拡張」の世紀のリーダーであるとともに、私たちが自発的に過ごす「時間」からしか創造的イノベーションは生まれない、という思想の信奉者なのである。



5、大人の流儀

若い世代への信頼と励まし

インターネットは、特に若い世代の「時間」と「距離」と「無限」についての概念を揺さぶり、人々の世界感覚を進化させている。そんな「時代の大きな変わり目」においては、異なる価値観を持つ世代の間で軋轢(あつれき)が起こりやすくなる。

そのときにいちばん大切なのは、成熟した大人の側こそが若者たちに向け、心が萎(な)えるような言葉を浴びせるのではなく、前を向いて生きる希望を生み出すような素晴らしい言葉を発し続けることである。そのためには、新しい技術や新しい事象を前にして、何歳になっても前向きにそれを面白がる気持ちを持ち続けなければならない。そしてオプティミズムに満ちた未来志向のわくわくする言葉で、若者たちを勇気付け、鼓舞するのである。言葉の力を信じて、大人たち一人一人がそういう営みを続けていくことによってしか、創造的な社会は生まれないと私は思う。



どんな人も最初は何者でもない。グーグルの創業者も普通の大学院生だったし、ジョブズがアップルを始めるときに何の実績があっただろうか。「世界を変える」新しいものを作り出す人は、何者でもないところからいきなり出てくる。それをシリコンバレーの大人たちは皆、過去の経験から骨身にしみてわかっているから、若者たちとの接し方が他の地とは、特に日本とは明らかに違う。

若者たちに志向性の追求と個性の発揮を奨励し、挑戦を促し、真摯(しんし)な失敗に対してはおおらかな態度で接していく。そんな成熟した「大人の流儀」がイノベーションを育む苗床(なえどこ)となるのだ。

3/06/2008

脳を鍛えれば今までの10倍うまくいく









『脳を鍛えれば今までの10倍うまくいく』ビル・ルーカス:著・牧野元三:訳

脳を正しく扱うための10のアドバイス

1.十分に水分を補給しておくこと。
 あなたの脳は、「電気回路」を効果的に機能させるために多量の水を必要としている。

2.定期的に休憩して、身体を伸ばすこと。
 脳が十分に機能するためには、酸素を含んだ大量の血液が必要である。立ち上がるだけで、血液の流れが20%も増大する。

3.いつも最初に全体像を示すこと。
 あなたの脳は絶えずつながりを作ろうとしている。したがって、最初に全体像を示しておくことにより、細部に注意を向けることを好む人にも、物事の意味を理解したり、特定のテーマに関して自分が知っていることをすべて集めたりするための時間が与えられる。

4.人々に向かって長時間一方的に話し続けないようにすること。
 あなたの脳は、一度に一定量の新しい情報しか取り入れることができない。話し手の力量が大変優れているのでない限り、聞き手の脳は20分ほどで停止してしまう。

5.情報を伝える方法に変化を持たせること。
 私たちの頭は一人ひとり異なっている。視覚的な情報を好む人もいれば、聴覚的な情報を好む人もいる。また、立ち上がって何かをすることによって情報を取り入れることを好む運動型の人もいる。

6.集中力の持続する時間についても考慮すること。
 流れに乗っているときは仕事を続けると効果的であるが、20~30分ごとに定期的な小休止を入れると頭は仕事を継続しやすくなる。

7.大きな課題はいくつかの小さな部分に分けて、取り組みやすくすること。
 いくつかの小さな要素に分解することによって、頭は大きな問題に取り組みやすくなる。

8.ユーモアを用いること。
 笑うと、緊張をほぐす働きを持つエンドルフィンと呼ばれる化学物質が分泌されることがわかっている。

9.よりよい成果を出させたければ、恐怖心を与えないこと。
 わたしたちの脳は、ストレス下では、生き残ることしか考えることができず、より高度な思考作用が効果的に行なわれることはなくなる。

10.必ず十分な睡眠をとるようにすること。
 必要な睡眠時間は人によって異なるが、多くの人にとって、夜の睡眠は7時間以上なければ十分とはいえない。脳が疲労しているとき、脳はうまく働かない。

今から24時間前までを振り返ってみましょう。あなたは、脳の世話をどの程度心がけてきましたか?
あなたは10の簡単なヒントの中で、十分に生かしているものはいくつありますか?
あなたの生活には、どこかアニーの日常と共通している部分がありますか?

意識していないしできない

意識しているができない

意識していてできる

意識しないでもできる

「他者を模倣することによって確実に恩恵を受けるための10の方法」

1.組織の中であなたが最も尊敬する人々と共に時間を過ごすこと。
 わたしたちは、非常に短時間のうちに、身近にいる人々の持つ行動様式や物事への取り組み方から影響を受ける。したがって、分別のある時間の過ごし方をすることはとても大事である。

2.あなたが選んだ仕事の現場の中で、最も尊敬できる人を見つけて、彼らが実際に仕事をする様子を観察できる方法を考えること。
 もし、自分の関わっている分野における最高の人々を見習うことができれば、あなたの成功の確率は高くなる。

3.自分の仕事ぶりを改善したいと思う領域を選んで、組織の中でそれを一番よくこなす人物を見つけること。
 この種の具体的な模倣は、スキルを改善するための非常に積極的な方法となり得る。
例:会議の司会。フィードバックの方法。

4.模倣するための良い手本と提供するテレビ番組や映画を探す。
 あなたの脳には、真似をする特性が備わっているので、脳に吸収させる情報には注意を払わばければならない。

5.尊敬する人々の伝記を読む。
 伝記には、わたしたちの見習うべき、成功を招く行動についての洞察が含まれている場合が多い。

6.意識的に、職場であなたが見習いたいと思う人々と昼食を共にする。
 わたしたちは昼食の時間を無駄に過ごしてしまう場合が多い。あなたが尊敬する人々と交友関係を持つことができれば、彼らの成功の方程式を発見するチャンスは高まる。

7.様々な分野において、あなたが手本にしたいと思うような行動をとっている人々を見つけて、彼らと交友関係を結ぶこと。
 自分とは異なる仮説を持っている人々と一緒にいるときに、有用な洞察が得られることが多い。

8.職場にいる否定的な傾向を持つ人々と、不要な時間を共に過ごすことのないように留意すること。
 あなたは何らかの形で、彼らの持つ否定的な傾向の影響を受けてしまうことになる。

9.困難な状況が見事に処理されるのを見たら、そのやり方を書き留めておくこと。
 物事がうまく行ったと感じる自分の感受性を大事にすること。

10.あなたが手本にできる人々のネットワークを広げるための、交友と学習の機会を探すこと。
 これはあなたが、「あらゆる種類の鳥たちの群れに加わる(フロッキング)」ことができるようにする方法である。

3/05/2008

03/04nata











02/28nata


「プラス勘定の人間」

「与え好きの人間」

認め、ほめ、伸ばしてあげると

欠点は放っておくことである。

すべて必要、必然

(1)約束を守る。
(2)自主的にやる。
(3)逃げない。
(4)自慢しない。
(5)人の足を引っ張らない。


謙虚に生きる

「人を喜ばせる」

「現状肯定」

感謝の心

趣味を仕事にするのが一番いい


「ほめて育てる」

素頭のよさ
(1)応用力(物事をどう展開すればいいか自ら考える力)。
(2)即答力(答えを必要とする問題に迷わず即座に対応できる能力)
(3)即行力(課題に対して即座に行動を起こせる力)。

3/04/2008

オタクBARコンセプト案










「オタクBARコンセプト案」




☆客層

通常はアニメ・漫画・映画のマニアが飲みに来るラウンジバー

ベタなオタクバーでは無く、ターゲットを30代から50代前半にして、一般でも入りやすくして、実際作り手側が遊びに来れる店にする。

※スペシャルday!年に何回かあるオタクの祭典(コミケ・ワンフェス・ジャンプフェスタ等)に合わせた期間は、世界中から来るオタクが集まれるような告知とスペースを提供できる店。


☆用途有り!

1)個室が作れるなら、予約室にして(アニソンカラオケ専用・オフ会などに使用)

2)定員に、レベルの高いコスプレだけOK、後はNG

3)店の中にガチャポンを置く(100円~200円のフィギュア)

4)ショーケースを置くなら、レアなアイテム展示する


内装
シンプルな作りな木目とコンクリート撃ちっぱなしが理想!

1)オールドファン的に、ちばてつやに矢吹ジョー・永井豪にデビルマン・松本零二にキャプテンハ-ロックとか店の壁に一点もを書いていただく。パイプはあります

2)最近で言えばエヴァンゲリオンの制作会社GAINXも知り合いなので

「BAR NERV」と、公認をもらえるかも!

3)「BAR 尸魂界」(ソウル・ソサエティ)ジャンプ連載中の人気漫画&アニメ知り合いなので書き下ろしを書いてもらう


☆企画

1)第三金曜OR土曜深夜2時から開催・コンセプトデー

(例えば:特撮ナイト、千葉真一ナイトとかモニターを解放にし、持ち込み秘蔵DVDの上映を見ながら酒を飲む etc)

2)インターネットを開放して、リアルタイムでチャットしてもよし。

3)アニソンオリジナル歌手のアンプラグドLIVEを主催(ささきいさお・水木一郎・堀江美津子・景山ヒロノブ etc)

4)GERU-C閣下のアニソンノンスットップナイト、爆音でアニソンを聞きながら酒を飲み歌い騒ぐ!






出展先候補

第1案・秋葉原、中野、池袋、東京三大オタクの聖地、確かにニーズはあるが基本的に酒を飲まない若いオタクを無視するならばここではないと思う。


第2案・中央線沿線、何故かというと、この沿線上に主だったアニメ制作会社があるので、関係者がお忍びで来やすい、だが外れて吉祥寺だと思います、それ以上だと23区内が行きづらいのでは?


第3案・下北沢、リッチ条件の良さとサブカルチャーに愛情のある街のイメージがある。

芝居、ロック、ファッション等マイノリティーな臭いがバーのコンセプトに合う。


第4案・三宿・中目黒・駒沢、単純に少し離れた場所でマニア感を打ち出す。


第5案・川崎、既にこのコンセプトに合う客層を発掘している川崎クラブチッタ「バーアティック」と、相乗効果を狙う。

3/03/2008

沖縄を撃つ! 花村萬月














沖縄を撃つ! 花村萬月

瀬長島
大城食堂は、佇まいからしてちがう。那覇は泉崎だと思う。
真栄原社交街入り口、臓物屋。
首里の御殿山(うどんやま)
国頭郡大宜味村の前田食堂
歓会門(宜野湾市大山)
前島のピンサロ
波之上、辻二丁目が那覇のソープ街
真栄原新町
珍珍洞
福州園


金城米子「霊能の世界」

私に言わせれば音楽は、じつは数学の一ジャンルである。
明確なビートは音楽が数学的であることを否応なしにあからさまにする。バッハを聴いて数学的快感を覚えない者、数学的な美を連想しない物の感受性を、そして能力を私は疑ってしまう。
けれど物事を判断できぬ不明瞭好きな雰囲気人間は厳然たるものに対して腰が引けてしまう。なあなあで生きている救いようのない弱者にこそアコースティック信仰はふさわしい。それにしても、自然保護バカとアコースティックバカが微妙にかぶるのが、また鬱陶しい。

人は矛盾のかたまりだ。ある面では善き人であり、ある面では愚かであり、ある面では悪を為す。こんな当然のことを書くのも気恥ずかしいが、沖縄の人は、よい人扱いをされたら気をつけたほうがいい。あなたをよい人扱いするその者は、あなたを飼い犬のように思っている。善悪という重要な価値判断を、当事者を差し置いて一方的に決め付けてしまう傲慢は、まるでペットの従順さをよいものとするよき飼い主の遣り口だ。

「ヤマトに負けるな!ヤマトをぶち殺せ!」金城真吉(天才ボクシング指導者)

カフェ文化











カフェ


 カフェといえば、先日の日経新聞でも大阪大学の鷲田清一学長(「モードの迷宮」が『マリ・クレール』に連載されていた88年頃、たいへんお世話になりました)が、17世紀後半に英国で生まれたコーヒーハウスのような、初対面の人が、世代を超えて政治や社会について話し合うカフェを作っていくべき、とインタビューに答えられていた。

「日本にこれまでなかった喫茶店を作りたい。……日本人は、同年代、同職種など、つながりのある人とばかり話をしています。ところが、……『あうんの呼吸』が立ち行かなくなったいま、見ず知らずの人と議論する作法を磨く必要があります。」
 そこで、今、阪大と鉄道会社と喫茶店の三者が組んで、コーヒーハウスを立ち上げる計画が進んでいる、という。

3/02/2008

石田衣良











石田衣良agora2月号インタビュー


格差が生じるると人はなぜかつまらない見せびらかしに走るんですよね。
成り上がった者が満たされなかった頃の自分に復讐するかのように、予算目いっぱいまでお金を使っちゃう。
でもギンギラギンにカッコ悪いよね。
ダイヤがいっぱい入った時計とか、曜日ごとに違う色のロールス・ロイスなんて、一旦手に入ってみれば下らないものなのにね。

お金を持った後、何をするかが大事だと思うな。

昔の日本には、何かが流行ると「それは違うよ」と抵抗して流れにブレーキをかけられる人がいましたよね
今は、流行っているから、視聴率を取っているから、お金があるんだからいいじゃん片付けて、みんながみんな流されている。
自分の中に皆とは違う価値観を持ち、じっと耐えることができる日本人が少なくなった気がします。