6/15/2007

日本脱藩のすすめ 藤原肇 その1

すごい本だ。これを40年前に著している、藤原肇先生の凄さ。以降の生き方。こういう風に私もなりたい。
なぜか、アメリカから。

日本脱藩のすすめ 藤原肇

人間が仕事に取り組む時に待遇を中心に考えると修業にはなりません。

巨大企業のいいところは、人生の駆け出し時代にいろいろな現場を体験し、仕事の基礎的なトレーニングを施すことと、億という単位の金額にビクともしなくたる金銭感覚を培うくらいのことです。

能力とやる気を持つ人材に対して慢性的不足状態

人間何かを修業するには一流の道場へ出掛けていかねばなりません

情報は安売りしないだけでなく、他人の機密をベラペラ喋って信用を喪失したいためにも、いろいろ頭を使わなければいけないわけです。

コンサルタントとしてのコミュニティ

インプットしない限りアウトプットするものがないし、問題意識をとぎすましておかない限り質のいいアドバイスはできません。

情報はペラペラ喋るものではない。

これからは一匹狼としてのゲリラ時代です。

これまで言ってきたことは口先だけのことではないのだということを、実践を通じて証明していく時代

個人としての自己とその主体性

人間の魅力
誠実さと信頼感
判断力の的確さ
情報量や知識力で勝負
必要最小限度の人間だけで構成
複雑化することによって不必要なものを取り込み、拡大
経済合理主義に徹した組織体

不要なものはいっさいかかえこみませんし、無駄と考えられる経費は全く使いません。

ある課題を実現する目的で作られた乗り物にすぎない

目的の変更によって自由自在に動ける

構成要員の一人一人が独立した戦士として自律的に動けるゲリラ的なものでないと思う存分に活躍できないのではありませんかね。

会社をゼロの水準から作り上げて、大きな企業の餌として売るプロセス

体制の中に安住して権力と共に生きていくということ

自分が生涯を賭けて取り組む気になれる仕事というのは、それを見つけること自体が一種の人生における出会いみたいなもの

自分から進んで働きかけるという姿勢に徹することも、外国で何事かを成し遂げる上で決め手

ビジネスの原点は個人としての実力を持つ人が寄り集まって組織化したもの

個人の実力を中心にやっているケース

質のいい情報をシステム化
情報の選択眼を持つ
いい情報を選択し総合判断できる人

三日三月三年
大組織からの脱落者
会社の備品化した人間
法家の政治
日本の政界は官僚の養老院

国民国家というのは絶対的なものでも最終的なものでもなく
日本という国を自分の存在確認の最後のよりどころと思いこむ発想から、自らを解放する

小さな地方的自治体中心にする方向

下司はカネを残し、中庸はビジネスを残し、上手は人材を残す

事業にとって最悪の害をするのは、青年の過失ではなくて老人の出しゃばりだ

個人の創意と全体の秩序
個人主義化全体主義か
急進的個人主義の立場

民族主義というか国家主義が世界中で台頭
民族意識高揚のための政治的プロモーション
文化というのは民族主義者にとっては非常に有効な武器

一番有能なものが指導性を発揮して、自由度と秩序のバランスを調整して、組織としての有効性を各次元の枠組を超えたところで統一していく

素早い決断とソフトウェアへの評価
ソフトウェアを評価できる人材
自己変革をくり返し、頑強で健全な体質を作る努力
そつのない世渡りが上手な人々
常に先を読み、更に先を読み、自分が読み終わったまだ先を読む

非常に小回りがきき、しかも企業家精神と国際感覚を持つ指導者の存在というのが、八〇年代のビジネスの決め手

つづく。

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