8/01/2007

谷口雅春

生長の家創始者谷口雅春の本を読んで。ブックオフで100円で購入。良い事書いてあったの以下に。


最も永続性のある宝
人間の最も滅びがたき永続性ある宝は「徳」である。金銭は徳なくして多く得れば必ずその人を破滅に導くのである。
快楽は徳なくして多く得れば、その人の魂を荒廃に導くのである。
美貌は徳なくしてこれを得ればその人を堕落に導くのである。
金銭は徳なくしてこれを使えば、浪費せられて間もなく貧しさが訪れる。
快楽は徳なくして貪れば忽ち苦渋と変わる。
美貌は時とともに老い朽ちてあとを留めなくなるのである。しかし徳は、これらすべての物を生かすのである。
金銭は徳ある者これを使えば必ず人を救うのである。
快楽は徳あるものこれを得れば人生に興趣を添えるのである。
美貌が徳ある者に備わるとき愈々高く気高くなってその人に接するだけでも人々の魂を高めるのである。

「徳」が身に備わるためには
徳は位置にして備わらない。徳は良き行為の累積がついにその人の人格より発する光輝となったところのものである。
毎日人様の便所を掃除するとか、廊下の拭き掃除や、掃き掃除をするとか、貧しき人を援けてやるとか、人々の垢を流す風呂を沸かすとかして、人々に好感を与えるように、人々に便利を与えるように人々を何らかの形で救ってあげるとかすることによって、その人に何となき温かい風手が備わるようになってくる。
内にたくわえられた「徳」が外に光を放つようになった時、その人の容貌は、生まれつきの骨格がどうであろうと何とも言えない、麗しい、優しい、親しい、そして威厳のある感じをもつようになるのである。美貌というものは「愛によって変貌した容貌である」と或る人が言った通りである。

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