8/25/2007

君はいつでもはじめられる




君はいつでもはじめられる 片岡勝




第1章◎自分の人生なんだから好きにいこう


裸の自分で勝負するのは面白い
仕事は自己実現の道具
ビジネスで社会と向き合う
働くことが何よりも充足感を生む
ボヘミアンで世界を動き続ける
失敗しても成功しても実験は面白い
自由に生きる舞台は自分でつくる
尖り続けることがオンリーワンへの道
社会変革が僕のミッション



第2章◎個人が試される時代


変革を加速しないと格差はますます広がる
「総中産階級」時代の考え方では生き残れない
お金より情報に人は集まる
一流の人間は自分で仕事をつくる
自分で仕事をつくり出さないと職場は奪われる
動けることは選択肢の幅を広げる
スピードが勝敗を分ける
一人ひとりが決断を求められる時代
多様なニーズに対応する多様な人材が必要
小さな単位の変化が世界を変える
脇役が主役になる時代
世の中にはたくさんの競技場とルールがある



第3章◎他人との関わりの中で自分が見えてくる


社会との関わりの中で自分を見つめ直してみる
コミュニティが豊かになれば個人も豊かになっていく
国民総幸福(GNH)は次の時代の指標
自分だけよければいいという社会はコストがかさむ
「選択と集中」を可能にするもの
財は使ってこそ意味がある
シリコンバレーの危機感がどん底のアメリカを救った
現場にこそ答えがあり、知恵がある
依存しないで自らつくるということ
問題解決を実現していくと、エネルギーが循環しはじめる
今こそシェアする社会を実現する
ビジネスの原点は問題解決
社会には喜ばれる仕事がいくらでもある
ベンチャーは冒険なのだ



第4章◎自分の感性を大切にして生きる


全部自分でやる時代になる
やりたいことをやっていると時間密度は濃くなる
人は面白いことに動く。自分の感性にふれるものを求める
気になるなという気持ちを大切にする
困ったことに気づく感性を持つ
捨ててみるとスッキリする
今いるところから離れてみると違う世界が見えてくる
ギャップや格差がアイデアを生み出す
リアルな想像が“創造”への近道
次の時代の担い手は現場でもがいている人
人と人との関係の中に知恵がある
右脳をもっと活用する
イメージには面白いことが明確に現れる
左脳で考えすぎると動きが止まる
解決への糸口はイメージをつくること
準備が不十分と言う人は、だいたい死ぬまで準備をしている
動きが止まると競争力が失われる
決めてしまうことくらい楽なことはない
1回にすべてをかけるのではなく、しゃれでやる
反省と後悔はしない
ビジネスは経営者の生き方が商品
自分の中に元気をつくり出す「元気表」
小さなハードルを一つひとつ越えてみる
自分の言葉で話しはじめたらそれが自信
軸を持って振り向かずに行こう
マイ・ワールドをつくってしまった人ほど強いものはない
事業の継続にはABCの法則がある



第5章◎チームでやって自分も成長していく


勝手にやる会社がいい
悪い部分もオープンにしてつき合う
摩擦の中からエネルギーが生まれる
プータロー認定
仲良しグループでは組織ができない
仲間と動けばエネルギーが増幅される
一人の覚悟が人を動かす
判断の軸があいまいだとエネルギーが落ちる
問題を起こす人もまた大切
新しいことをはじめるには「よそ者、若者、バカ者」を活用する
外部の多様性が組織を成長させる
チェックではなく、互いに前へ進む関係を持つ
1以下累乗は限りなく0に近づいていく



第6章◎古いルールに縛られない


次の一歩を踏み出すチカラは特別なものではない
常識の延長線上には次の時代がない
“らしさ”に縛られていないか
リスクをとる人が新しいものをつくる
正解を求めない
軸のない人は批判ばかりが上手
成功よりも失敗をしない方向でものごとを決めてないか
命令をされなかったら、考える癖がついた
個人の気概からすべてがはじまる
創造的な仕事にまじめさは必要がない
まじめと真摯はまるで違う



第7章◎今を突き抜けていこう


自分から変わっていく
加速しないと出口は見えない
本気でやれば応援者は集まる
がんばらなくてもいい、面白がっていこう
身の丈でやれる実感を持つ
面白がる、スピードがある、ネットワークを持っていること
有限性に気づいたことがあるか
欲を捨てると将来が見える
つくり続けることは壊し続けること
いかに自由を獲得し続けるか
狂気を持って生きる



世の中には階段を上がる人と作る人がいる。この場合の階段は、既成の概念とでも言ったらいいだろうか。



すでに作られている階段を上ること――出世をする、お金を儲ける、権威を持つ等――だけが楽しいと思っている種類の人々がいる。



金でも学歴でもなく、タフでどこでも生きられて、素でいられる。やりたいことがやれるというのが、
かっこいいことなんだと、完全に考え方が変わった。こうして価値観が変わると、とたんに僕は元気になった。



気軽にはじめてみればいい。自分のゴールに向かって小さくても一歩踏み出せば、不安は解消してしまうし、
きっと自分への可能性が見えてくる。そうすれば、もう君の目の前には自由な階段が広がっているのと同じだ。
そこには面白いことがたくさん待ち受けているにちがいない。



お金を回そうと思ったら、勤勉に働くことを最初に考えない。まず時代が将来何を必要とするかを見極めることが大事なのだ。



死ぬまで尖り続ける。これは自由を確保する上でどうしても必要なことだ。
角が取れて丸くなってしまうと新しいことができなくなる。丸くなってみんなの意見なんて聞きはじめたら終わり。
闘争心がなくなるし、発信力もなくなる。人もリーダーと認めなくなる。
世間におもねて、金儲けを一番に考えるのもいけない。手の内が小さくなり、大きな実験ができないようになる。
新しいものを生まないうちに、潰されてしまう。
つまらない計算はしない。思ったことは何でもやる。違うと思ったら距離をとる。僕はそういうふうにした。
嫌なヤツともつき合わない。そんなのできっこないと思うかもしれないが、地球上には何十億と人がいるから、無理してつき合わなくても、
きっと気の合う人は世界のどこかに必ずいる。



とにかく金さえ儲かればいい、やりたいようにやるという幼稚な自己中心主義の人もいる。僕はそういうやり方は続かないと思う。
ビジネスは結局人との関わり合いなので、他人に配慮できない人はいずれ誰にも相手にされなくなってビジネスも回らなくなる。



自分だけでなく全体のことも見ることができる人が、社会に関わって自立していける人だろう。



これからの社会には、「面白い」の二極化現象が起きてくると思う。面白い人同士、既成の常識人は常識人としか集まらない。
お金のあるなしは、たいした差ではないかもしれない。



何が違うのかと言ったら、時間密度の差。時間密度の差は、自分らしさの象徴だと言えるだろう。自分が楽しいことでの密度が重要だ。
生きる意味と言い換えることができるかもしれない。



面白いことをやると人が動く。生産も消費もそれが動機づけになっている。そのためには自分が面白がらないとはじまらない。
これが本当にいいのか、面白いんだろうかと悩んでいるうちに面白いものもどんどん変わっていく。それでは面白さに乗り遅れる。
面白いことに直接乗っかっていこう。今の時代は変革期。やりたい放題やるヤツがチャンスをつかむのだ。



僕の場合、サラリーマンを辞めた後、最低限の生活を実験した。新聞、つき合い、車も全部捨てた。新聞を見ないから考える。車がないから歩く。
するといろいろなものが目につく。景色がまったく違った。小さな花が咲いている、風が吹いていることも気づかなかったサラリーマン時代の自分に気づいた。
気づかないというのはビジネスにとっては致命傷だ。
今のまま守っていても仕方ないと気づいている。でも、すべて捨てろと言われてもそうは生きられない。こういう人は、基本的に捨てるという意識がない。
キープし続けたいという人もいるけれど、キープするほどのものがあるんだろうか。余計なぜい肉を捨てる。古い考えを捨てる。物分りの悪いパートナーを捨てる。
まずは、いろいろ捨ててみることがスタートかもしれない。



A―飽きず、B―バカになって、C―コツコツやる。これがABCの法則。賃借対照表を読めなくても、財布にお金が残っていたらいいと思い込む。
自分の基準で生き残ればいい。



あの人と一緒に働きたい、あの人のミッション、ヴィジョンでやりたいと思わせるのが求心力である。
数の論理ではもはや何も動かせない。そのかわり誰か一人の魅力が人を動かす。高いミッションとパッション、そしてリスクをとる生き方が、その人に
求心力を生んでいく。お金だけでは人は動かないのだ。



1.つき合いの範囲が狭い
2.まじめだが真摯でない
3.コスト意識がない
4.専門性がない
5.スタッフが組織にしがみつこうとしている



自分を素にして生きてみると、あまり怖いものがなくなってくる。僕は素で生きるほど楽なことはなく、自由度も高いと思っている。
人はその場面場面でいろいろな“らしさ”に縛られていないだろうか。男らしく、女らしく、学生らしく、大人らしく、銀行員らしく・・・。
“らしさ”にはリスクが少ない。“らしさ”の枠に安住してしまい、序列に甘んじてしまうと、緊張感がなくなって、多角的に状況を把握できず、自分の判断ができなくなってしまう。



何かをやろうとする時、相手に合わせるいい子は問題なくものごとを進め、無事に終えて肩の荷が下りる。それに対して自分の生き方でぶつかっていく人は茨の道かもしれないが、自分のポリシーを貫いた達成感を得て自信へとつなげていける。



死ぬまでいかに自由を獲得し続けるか。
ビジネスが上手くいった時に自分が必要とされ、抜けられなくなる。自分が束縛され、嫌になる。これではいけない。そうならないために、今、僕は後継者をつくっている。自分がいなくなった時にも、きっとこの人がやってくるという人を育てている。



僕が「面白い」と思うのは、展開がある、可能性があるということだ。将来、時代を画するかもしれない出来事のことだ。
逆に、誰かが面白がったものを、あとからついてきて面白いなんて言う人間は、はっきり言って大嫌い。面白いことまで、人の真似をするのは創造性のカケラもない。面白いことこそ、その人個人が体験を享受すべきものだからだ。

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