2/25/2008

一撃必倒への道・柳川昌弘











一撃必倒への道・柳川昌弘

順突きの練習で得るべき要点は「ムチのようなフィーリング」であるから手腕は無論、特に肩のリラックスに十分注意して「手腕が身体より遅れて出るその時間差を大きく」し、かつそのフィーリングを得るようにすることが肝要。

自らの気配を消すことが、相手の気配を読めるようになる極意。
組手においては、技を出す間合いとタイミングが技術の生命。

蹴り技だけではないが、技の理は絶えず詰める(時間的・空間的な無駄な)ことによって常に上達する。
攻防一体に関する姿形のうえで基本的にいえるのは、身体的表現(身構え)は攻撃的であること、そして、心的内容(気構え)は防御的であること。

激しく動くことは感性による相手の意図を読む能力には適しません。
人間の感性は「理性を使うこと・・・・頭で何かを考えつつ、身体に余計な力を入れること、呼吸が乱れること」とは両立しないのです。
「観の目強く、見の目弱し」
「無謀な攻撃と臆病な防御」は大成しない。
微妙な「タイミングの間合いと見切り」は観の目なしには出来るものではない。

相手の正中線を攻撃する技の動きが、相手からの正中線攻撃を不能にする
転位、転体(体捌き)、転技(手捌き)、転体が大事。体軸のあり方を・・・。
居つかぬ足捌き。
要は腰の動き(転体)によって自由自在な転位と転位が従うことが成功の秘訣。

自然な呼吸、正中線の微妙なあり方。組手の勝敗は、間合いを詰めて生じる一瞬のタイミングをとらえることが可能かどうかがすべて。

相手からの正中線攻撃を捌きつつ、相手の正中線を攻撃すること。

第一段階の練習は、鋭く正確な一本の攻撃技を磨くこと。

次は、同じ技で交差法を使いカウンター。前手突きのカウンターを先の先のタイミングで極める。
読みの能力は「身体のリラックス」「呼吸のあり方」「目のつけ方」。つまり、自然体。

第三段階は、先の先にタイミングによってその他のすべての技によるカウンター攻撃にも目を向ける。
先の先のタイミングでタックル(グレイシー柔術)。

最も難しいはずの修羅場での心身のリラックスによって、ほどなく自然な反射的対応(技・術など)の好ましい結果を不完全とはいえたい拳してゆくことによって自然体の持つ優れた能力に対する認識が深まるでしょう。

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