7/28/2007

怒らないこと―役立つ初期仏教法話



怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉・アルボムッレ スマナサーラ





「怒ると不幸になる」怒っていると、気持ち悪いですね。退屈な時、気持ちいいですか?最低な気分でしょう。心に怒りがあると、人間は不幸なのです。逆にウキウキしているとき、心はどうですか?明るくて軽くて、すごく気持ちがいいでしょう。それを我々は幸福と読んだりするのです。


また愛情は、創造したり、何かをつくったり、育てたりする肯定的なエネルギーですが、怒りは、拒否したり、捨てたり、壊したりする否定的なエネルギーです。そして、その怒りはどこから生まれるかというと、自分のからだのなかです。ですから、怒りは自分を壊し始めるのです。



怒る人は負け犬です。知性のかけらもありません。たんなる怒りで動く肉の塊です。逆に、自分の心に芽生えた怒りを瞬時に察知して、怒らないでいられたら、素晴らしいことが起きます。「この問題をどうすべきか」と智慧が働いて、相手の怒りにも勝てるのです。


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