12/11/2007

イヤなやつほど成功する!








イヤなやつほど成功する!
人間らしい直感に従うという楽な道を選ぶ者もある。彼らは人間味のある人間でいようとする。他人を、自分らしい生き方をする権利をもった自由な個人として扱う。権力欲や貪欲、欺瞞などを恥ずかしいと思う。要するに、おのれにふさわしい小さな巣をつくって、そこに這いこむ。毎朝、電車やバスや地下鉄に乗り、一流デザイナーの作品に似せたまがいものを着て、茶色の紙袋に入ったぱさぱさのマフィンを食べ、デジタル世界では億万長者が生まれた記事を読んでは当惑したりがっかりしたりしている人たちだ。言い換えれば、あなたやわたしである。少なくともあなたはそうだろう。私は、よく社のクルマをつかって出勤する。

世界はずる賢くたちまわることを要求しているのに、あなたは善人である。
世界は恥知らずになれと命じているのに、あなたはあいかわらず礼儀正しい。
世界は、たとえどうしていいかわからなくても決断せよともとめているのに、あなたは他人の意見を聞いてまわる。あまつさえ、コンサルタント料を払ったりする。この愚か者!

他人にどう思われようと恐れない。
他人の感情など気にかけない。
獲物以外は眼中にない。

真の君主はその気になればいくらでも派手に金を使い、大判振舞いをするが、傍目からはばかばかしく見えるほどの細やかなことにもいつも目を光らせている。

大ぼらは提供するものではない。差し出すのでもない。ぶつけるものである。

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