12/12/2007

フラット化する世界/トーマス・フリードマン











フラット化する世界/トーマス・フリードマン




個人がグローバルに力を合わせ、またグローバルに競争を繰り広げるという、新しく得た力。
知的職業に携わるアメリカ人は、人間同士の微妙な触れ合いに精通しなければならない。


世界をフラット化すると、ソフトウェア産業に激しい淘汰が起きる。
科学技術の技量だけではなく、かなりの精神的柔軟性と、努力する気持ち、変化に対する心構えがなければならない。
「自分の仕事がアウトソーシング、デジタル化、オートメーション化されることが無い人」
フラットな世界には「代替可能な仕事と代替不可能な仕事のふたつしかない。」
客に特別なことを与える。
単純作業に無形のパーソナルな側面を加味することで、より高い報酬を得る新ミドルにまで自分を高める。そういったパーソナルな側面は、熱意であったり、客を喜ばせる芸能であったり、誰も思いつかないようなクリエイティブな味付けだったりする。
将来的には、子供にどの程度まで高い教育をほどこすかではなく、どのように教育を施すかが重要になるはずである。
勉強以外のことに興味がある学生は、人との付き合いが出来て、助けてもらう必要がある学生をよく手伝ってあげるし、水平なものの考え方ができる。
楽器を演奏したり、バンドに入ったりする人間は、社会的なスキルが高い。自分の仕事だけに埋没しない。
何を守り、何を捨てるか、何に適応するか、何を採るか、どこに力を入れて焦点を絞るか、といったことを整理する必要がある。

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