2/04/2008

ワルの人生論











ワルの人生論


1章 善意のウラに悪意あり

「こんなこと言いたくないけど・・・」
なんて切りだすやつの忠告を真に受けるな

「あなたのことを心配してるから言うんだけど・・・」
なんて囁きかけてくる人はあなたを不幸にする

「見てる人は見てるから・・・」
なんて慰め言葉は信じるだけ損

「いいの、あなたが幸せになってくれれば・・・」
なんてケナゲなことを言う女とは別れて正解

「きみのためを思って言ってるんだ・・・」
なんて恩着せがましい輩にはご用心

「きみにとって、悪い話ではない・・・」
なんて口車にうっかりのると地獄行きかも

「きっと、自分の好きな仕事に出会えるはずだ・・・」
なんて年長者の言葉を信じると道を誤るぞ

「失敗を恐れずに・・・」
なんて甘言にのったら、そこがじつは破滅の入り口

「思ったことを言いなさい・・・」
なんて誘いに気を許すと恐ろしい結果を招く

「きみたちには洋々たる未来がある・・・」
なんて励ましに期待すると将来はツライ

「がんばらなくていい・・・」
なんて本気のしようにもなら大変なことになるぞ


2章 きれいごとの真っ赤なウソ

「愛があるから大丈夫なの」
なんて言ってるから周りは心配するの

「罪を憎んで人を憎まず」
なんて、しょせん理想主義者のたわ言さ

「お金があり過ぎても不幸だ」
なんて,持たざる者の負け惜しみでしょ

「人生を豊かにするは酒と恋」
なんて感じ入っても、これには裏がある

「誰に対しても同じ態度で接しなさい」
なんて、そんなことしたら世の中メチャクチャや

「人を見下してはいけない」
はホントだけど、それでは世渡りできない

「他人の長所を見るようにしなさい」
なんて教育するから人間が薄っぺらになる

「なぜ、自分を愛するように人を愛せないのですか」
なんて博愛ぶる人ほど始末に負えない

「外国人ともわかり合える」
なんて、大いなる妄想なんだな、これが

「あの人、いい人だからね」
なんて、ほめ言葉にとるとオメデタイ人で終わる

「女は気立てのいいのが一番」
なんて、でもやっぱり顔でしょ

「年をとると分別がつく」
なんて、世間を見渡せばそのウソは明らか


3章 格好いい言葉のウラは地獄

「どん底を体験したから、どんな苦労にも耐えられる」
なんて不幸自慢をする人に耳を貸すな

「人生、ここまで落ちたら下はない」
なんて誰が決めた。人生、下は底なし沼だ

「金の問題じゃない」
なんて立派ぶる人には気を許すな

「ぼくは金に無頓着だから・・・」
なんて太っ腹な人は、実は貧乏神かも

「運がよかっただけ・・・」
なんて謙虚に振る舞う成功者には要注意

「貧乏暇なしですから」
なんてボヤく人の打算を見抜け

「もう失うものは、なにもない」
なんて言うピンチの人に巻き込まれるな

「オレから仕事をとったら、何もない」
なんて自信満々な人の末路は悲しいもの

「恥を捨てれば何でもできる」
なんて言う人ほど、実は恥知らず

「苦労したからねぇ」
なんてヌケヌケと言う人に油断するな

「私は無欲です」
なんて広言する人はホントに”よくない人”かも


4章 世間が押しつけるコワイ常識

「がんばればできる」
なんて、でも成功するとは限りませんよ

「がんばればきっと、ごほうびがある」
なんて、世の中そんなに甘くないっての

「毎日、感動してますか」
なんて感動の安売りが人間を壊す

「子供は無条件でかわいい」
なんて、ガキの本性を知らない人間のセリフだ

「長生きするのはいいことだ」
なんて、周りのホンネを考えてみよ

「裏表がある性格はよくない」
なんて、本当に裏表のない人はやっかいだ

「素直じゃないんだから・・・」
なんて、それはあんたの物差しでしょ

「単純に考えればうまくいく」
なんて、それじゃますますおバカが増える

「今日できることを明日に延ばすな」
なんて、毎日がんばったらどうなるか

「他人の意見に耳を傾けよ」
なんて、本気で聞いたらアホになる

「もっと大人になれよ」
なんて、汚い世界にひきずりこむな

「若いときは、なんにでもチャレンジしないと」
なんて、鵜呑みにしたらフリーター

「ほんとうの自分が見つかるはず」
なんて、では今の自分は誰なんだ

「誰でも人を殺したいと思ったことがある」
なんて、それじゃ世間は物騒すぎる


5章 もっともらしい偽りの人生訓

「人生に無駄はない」
なんて本気にすると人生パーになる

「人生、良いことと悪いことは5分と5分」
なんて思いこむから毎日がつらくなる

「正直者が馬鹿を見る」
なんて大ウソだ。正直者は尊敬される

「騙すより騙されるほうがいい」
なんてバカなことを言ってるから騙される

「話せばわかる」
なんて世間知らずの人間の幻想だ

「好き嫌いでものを言ってはいけない」
なんて建前の正論にすぎない

「苦労は買ってでもせよ」
なんて真に受けるから性格がゆがむ

「脳ある鷹は爪を隠す」
なんて気どっても社会では生き残れない

「実るほど頭を下げる稲穂かな」
なんてホントかな。本物はへりくだらない

「結果がすべてではない」
なんて慰めると連戦連敗になりそう

「負けるが勝ち」
なんて本当に実践したら最悪の人生になる

「笑う門には福来る」
なんてオメデタイ人が不幸を招く


6章 そんな甘ちゃんでは悪に食われる

「外見ではなく中身を見てほしい」
なんて口にするから世間から見放される

「公平に扱ってください」
なんて訴えるから不公平に扱われる

「自分で自分を評価したい」
なんてうそぶくから誰も評価しなくなる

「一芸に秀でた人は、どんな世界でも一流になれる」
なんてオダテにのるから栄光を汚す

「世渡りだけで出世したくせに」
なんて言うあんたは、ゴマすらすれないくせに

「ぼくってサラリーマンらしくない」
なんて気どるから会社のお荷物になる

「うちの課、みんな変わってるよね」
なんて言うエセ個性集団に惑わされるな

「ぼくは知らないからね」
なんて平気で口走る上司を相手にするな

「私は聞いていない」
なんて土壇場で逃げるやつに近づくな

「誠意を見せてほしい」
なんて常套句に恐れ入ってはいけない

「趣味は人生を豊かにする」
なんて言うワケ知り顔のやつのワナにはまるな

「そんな子供に生んだつもりはない」
なんて、あんたに似たからこうなったんでしょ

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