2/20/2008

ルーツを調べる








ルーツを調べる

1、あなた自身のルーツを調べてみましょう。

あなたの土台を作ってくれたルーツを探り、血縁、地縁、業縁をはじめとする様々な「良質な縁」を大切にしているかどうか確認すること。

「円環は切れ目なしにぐるりとつながっている」(荘子『斉物論』)

2、こだわりをもって生き、実践していますか。

こだわりとは自分自身に対する信義のようなもの。心の核。これなくては蛸のゴルフスイ ング、くらげのスマッシュ。

「友に交わるにはすべからく三分の侠気を帯ぶべし。人となるには一点の素心を存するを要す」(洪自誠『菜根譚』)

「人は単に知っていることによって知慮あるひとたるのではなくして、それを実践しうるひとたることによってそうなのである」(アリストテレス『ニコマコス倫理学』)



1、創業の心を忘れずに。しかし創業の心は常に革新されるべきものです。

革新の原動力は、自分自身の中にあります。先ず指導者であるあなたから「革新」を。

「自分のつらが曲がっているのに、鏡を責めて何になる」(ゴーゴリー「検察官」)

2、企業は未来永劫になんか続きはしない。

「企業とは潰れるもの」と肝に銘じていただきたい。どんな企業も、どんな政権も日本では三百年以上にわたって繁栄することは不可能なのだから。(何とか生き延びてその子孫がまた再興したということはありますが、日の当たる場所で輝き続けたという例はないのです)

少しでも企業を永続させるためには、原理原則にのっとって、正しい利益を生み出し続けなければならない。しかし不幸にして、道半ばで倒れてもそれはそれでしょうがない。・・・・私は無責任でいっているのではありません。中小企業・中堅企業のトップ、管理者はそれほどのリスキーな中で日々活動しているのですから。・・・・

「一番大切なことは、単に生きることそのことでなくて、善く生きることである」(プラトン「ソクラテスの弁明」)そこから先は、誰も知りえない……。

「世はさだめなきこそいみじけれ」(兼行法師「徒然草」)

3、商売は変化への対応力。それが弱ければ組織は腐敗、堕落する。

「組織を動かすための公式なんていうものは存在しない。トライアル・アンド・エラーで組織全体を活性化していくしかない」(土光敏夫)

4、大志を抱き、慌てず急がず、着実に。それでもトラブルはつきもの。そんな時は、頭のなかを空っぽにして明日に備えよう。

「莟(つぼみ)とはなれもしらずや蕗のとう」(蕪村拝句集より)

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